・本講義は、博士後期課程学生に対するキャリア科目であり、修了後産業界やアカデミアでキャリアを構築していく際に大きく関わってくる社会やビジネスのルールについての理解を深めることを目的としている。
・講義のなかでは、法律、標準(規格)等の社会・ビジネスにおけるルールを俯瞰した上で、実社会で接する機会が多いと考えられる知的財産権(特許法、商標法、意匠法、著作権法)や標準(規格)などについてその概要及び事例を学ぶ。さらに、社会・ビジネスのルールを実践である、コンプライアンス、倫理、危機管理についても実例を取り上げつつ履修する。また、実際に海外におけるプラントの立ち上げ事例を通じてルールが具体的にどのように関わってくるのかについて学ぶ。
・この講義を通じて、就職活動の際や、実社会でキャリアを積んでいく際に、必要があればこうしたルールを自ら積極的に活用できることを理解する。
・特に、博士後期課程学生は、修了後、直ちに社会・ビジネスのルールを活用していくことが求められることから、一方的に講義を受けるのではなく、積極的に質問や自分の考えを表明することが求められる。
・講義資料の配布、レポートの提出、講義に関連する連絡はOCWiシステムで行う。
・社会・ビジネスには様々なルールがあることを理解する。
・就職活動の際や、実社会でキャリアを積んでいく際に、社会・ビジネスのルールに対して自分の考えを持って活用すべきことを理解する。
✔ 該当する | 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容) |
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日本政府や、民間企業等で豊富な経験を持つ教員等が自らの経験に基づいて講義を行う。 |
ルール、法律、標準(規格)、コンプライアンス、危機管理、知的財産権
専門力 | ✔ 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
・毎回の講義パワーポイントを利用し、多くの実例など図表を多用して理解しやすい講義を展開する。
・毎回の講義において、課題(将来のキャリア構築に向けて印象に残ったこと及びそれに対する自分の考え等)を課し、レポートの作成・提出を求める。レポートは評価に反映させるとともに、履修生が後日、自らのキャリアを構築していく上で参考にできるようにする。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | イントロダクション、社会・ビジネスのルールの全体像、ルールを勉強する必要性など | 講義のなかで指示する。 |
第2回 | コンプライアンスと倫理 | 講義のなかで指示する。 |
第3回 | リスク削減と危機管理 | 講義のなかで指示する。 |
第4回 | 特許法 | 講義のなかで指示する。 |
第5回 | 著作権法、不正競争防止法、商標法 意匠法等 | 講義のなかで指示する。 |
第6回 | 企業における安全管理、コンプライアンス、倫理などの実践 | 講義のなかで指示する。 |
第7回 | 国際標準化と講義のまとめ | 講義のなかで指示する。 |
市販教科書は使わず、講師が用意する内容を毎回講義資料として原則、OCW-iにアップする。
特になし
・毎回の講義で課題が出され、それに対するレポートの提出が求められる。そのレポートにおいて、自分の将来のキャリア構築に役立てる観点から、その課題についてどれだけ深く理解し、考察しているかで評価する。
日常会話レベルの日本語理解力
IIDPで開講されているキャリア科目一覧・講師紹介については下記URLをご覧ください。
(https://www.titech.ac.jp/enrolled/career/career_education/)