2021年度 修士キャリアデザイン A1   Master's Career Design A1

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開講元
キャリア科目
担当教員名
和泉 章  赤木 泰文  三條 世志博  南 裕子  清野 千秋 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火5-6  
クラス
A1
科目コード
LAC.M401
単位数
1
開講年度
2021年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2021年9月16日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

・本講義は、修士課程の学生が、課程を修了した後に自らの進路を決め、さらに将来、キャリアを構築していく際に役立つ基本的な知識やスキルを身につけることを目的としている。このコースは、修士課程修了後の博士後期課程への進学と、産業界への就職を含めすべての進路に対応している。
・修士課程修了後、将来、社会で活躍していくためには、専門課程で学んだことに加えて、「どのように生きていくのか」(How)を身につけていくことが極めて重要である。これが本学におけるキャリア教育の目的であり、本講義は、そのために必要な基礎的な項目を網羅的に凝縮して履修することを目的とする。講義は中央官庁、大学、企業等で豊富な実務経験を持つ教員等が行う。
・具体的には、東工大生が修士課程修了後にどのような進路を歩んでいるのかを俯瞰した上で、将来に向けてキャリアを構築していく上で必要な不可欠な知見である、社会のルール、倫理、企業・大学等における資金の動き、アントレプレナーシップ等について学ぶとともに、グローバルな視点を含め産業界やアカデミアでどのようにキャリアパスを構築していくかについて考える。さらに、就職活動や社会で役立つ社会人の基本的マナーについても履修する。講義は大枠から効率的に理解できる内容とし、今後の就職活動及びその後のキャリア構築で実践的に役立つものとする。
・なお、「修士キャリアデザイン」講義は、1Qに3つ(A1、A2、A3)、2Qに2つ(B1、B2)、3Qにひとつ(C)を開講する。内容はいずれも基本的に同一であり、また、「修士キャリアデザイン」講義は、必ずしも他のキャリア科目講義に先駆けて履修する必要はないので、特定の講義に集中しないように計画的に履修することが望まれる。
・1Q、2Qに開講される講義は履修申告者が集中する可能性があるので、講義の質を確保する観点から各講義の履修者数を最大で250名とする。そのため、履修申告者数によっては、以下の「その他」に記載する方法で抽選を行い、履修できる者を決定することがある。履修者を決定する方法は講義(A1、A2、A3、B1、B2)によって異なる。したがって、履修者の決定方法についてそれぞれのシラバスをよく読んで理解をしておくこと。また、履修者の決定状況については、本シラバス及びイノベーション人材養成機構(IIDP)のサイト(https://www.titech.ac.jp/enrolled/career/career_education/master-career.html)を随時更新して情報提供をするので最新の状況を把握すること。
・なお、3Qに開講する講義においては履修者数の制限は行わない。
・講義資料の配布、レポートの提出、講義に関連する連絡はOCWiシステムで行う。
・以前に開講されていた「修士キャリアプラン」「修士キャリアデザインⅡ」(LAC.M402)との重複履修不可。

到達目標

・自分の将来のキャリアとして、アカデミア、産業界等多彩な進路を選択できる機会があることを理解する。
・就職活動及び将来のキャリアを構築していく上で必要な不可欠な知識として、世の中のルールや企業・大学等におけるお金の流れについて大枠を理解する。
・産学連携及びアントレプレナーシップについて理解する。
・就職活動の際の心がけ、社会人としてのマナーについて概略を理解する。

実務経験のある教員等による授業科目等

該当する 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容)
中央官庁、大学、企業等で豊富な実務経験を持つ教員等が、自らの経験に基づいて講義を行う。

キーワード

アカデミア、産業界、キャリア構築、研究開発組織、博士、インターンシップ、就職、アントレプレナーシップ

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

・講義はZOOMによりオンラインで実施する。講義の双方向性を確保する観点から学生はリアルタイムで参加することを基本とする。
・毎回の講義パワーポイントを利用し、多くの実例など図表を多用して理解しやすい講義を展開する。
・毎回の講義において、課題を課し、レポートの作成・提出を求める。レポートは評価に反映させるとともに、履修生が後日、自らのキャリアを構築していく上で参考にできるようにする。

講師(順不同)
 南 裕子 学習院大学特別客員教授(元東工大特任専門員キャリアアドバイザー)
 三條世志博 ナイスワークデザイン代表(元(株)ソシオネクストアジア代表)
 赤木泰文 東京工業大学名誉教授、イノベーション人材養成機構特任教授
 清野千秋 東京工業大学研究・産学連携本部特任教授(特許庁職員)
 和泉 章 東京工業大学イノベーション人材養成機構特任教授(経済産業省職員) 

※外部講師の都合により、講義順や内容が入れ替わることがある。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イントロダクション 修士課程学生の終了後のキャリアパス【和泉 章】 講義の中で提示
第2回 法律・標準等社会・ビジネスのルール、倫理、社会的責任【和泉 章】 講義の中で提示
第3回 企業、大学・研究機関におけるお金の流れの基礎知識【和泉 章】 講義の中で提示
第4回 企業におけるキャリア開発【三條世志博】 講義の中で提示
第5回 産学連携と大学発スタートアップ【清野千秋】 講義の中で提示
第6回 就職活動について【南 裕子】 講義の中で提示
第7回 アカデミアを目指す人のキャリアデザインと全体のまとめ【赤木泰文】 講義の中で提示

教科書

市販教科書は使わず、講師が用意する内容を毎回講義資料として原則、OCW-iにアップする。

参考書、講義資料等

「【増補改訂】 財務3表一体理解法」 國貞克則著 朝日新聞出版
「会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方」大手町のランダムウォーカー著 KADOKAWA
「もしも世界に法律がなかったら 「六法」の超基本がわかる物語」木山泰嗣著 日本実業出版社
「伝わるシンプル文章術」飯間 浩明著 ディスカヴァー・トゥエンティワン
「現代経済学の直観的方法」長沼 伸一郎著 講談社 
「デキるやつは起業しろ」杉生遊著 クロスメディア・パブリッシング(インプレス)  
「最新理系就職ナビ : 「自分を活かす」進路を選ぶ! 」植島幹九郎著 講談社
「理系のための就活ガイド」 山本佳世子著 丸善出版
「苦しかったときの話をしようか」森岡毅著 ダイヤモンド社 

成績評価の基準及び方法

・毎回の講義で課題が出され、それに対するレポートの提出が求められる。そのレポートにおいて、自分の将来のキャリア構築に役立てる観点から、その課題についてどれだけ深く理解し、考察しているかで評価する。

関連する科目

  • LAC.M527 : 社会・ビジネスのルールと倫理

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

講義は日本語で行われるので、その内容を理解できる日本語力が必要である。(提出が求められるレポートは、日本語でも英語でも可。)

その他

〇抽選等について
1. 4月11日(日)までに(システムの更新時間の関係からこの日の23時までに申告作業を行うこと。以下同じ。)履修申告をした学生が250名を超えた場合には、12日(月)午前中に履修決定者250名を抽選する。履修決定者の学籍番号はIIDPのサイト(https://www.titech.ac.jp/enrolled/career/career_education/master-career.html)で12日(月)午前中に公表する。履修申告をした学生にもIIDPからメールで連絡をする。履修決定者は、2~3日後までに各自の教務WEBシステム上で講義名の横の備考欄に「※」が付くので確認すること。なお、履修決定者が250名を超えた以降に履修申告をしても、実際には履修はできないので注意すること。これについてもIIDPサイト及びシラバスで情報提供する。
2. 4月11日(日)までに履修申告者が250名を超えない場合には、当該申告した学生全員を履修決定者とする。履修決定者の通知方法は上記と同じである。その後も250名に達するまで履修申告は受け付ける。なお、履修決定者と新たな履修申告者の合計が250名に達する段階において履修申告が集中した場合であって、受講者数を制限する必要があるときは、250名を超えた日に履修申告した者を対象に抽選を行うことがあるので注意すること。

〇その他
1.履修者の決定状況については、随時IIDPサイト及びシラバスを更新し情報提供する。
2.250名の履修申告が決定した後に履修申告をしても、実際には履修できないので注意すること。
3. 履修決定者のなかで履修登録をその後取り下げる者がいても、その補充は行わない。

IIDPで開講されているキャリア科目一覧(・講師紹介)については下記URLをご覧ください。
(https://www.titech.ac.jp/enrolled/career/career_education/)

(2021年4月12日(月)10:00追加)
本講義は、4月11日(日)までの履修登録者が250名を超えましたので、12日(月)以降は新たに履修申告をしないでください。仮に履修申告をしても実際に履修することはできません。

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