2018年度 テクノロジーマネジメント概論 C   Outline of Technology Management C

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開講元
キャリア科目
担当教員名
古田 健二  秋葉 重幸 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
木7-8(J221)  
クラス
C
科目コード
LAC.M533
単位数
1
開講年度
2018年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2018年9月7日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本コースにおいては、学における技術への取り組み、位置付けなどを意識しながらも、産業界における価値創造へ向けての技術の活用のあり方、およびその実践へ向けての具体的な考え方、取り組みの実態などについて学習するものである。
なおこの際には、技術の活用の前提となる企業の価値創造活動全体について学ぶことから始め、イノベーションの源泉である、技術の役割、位置付け、限界などについての理解を深めることを目狙いとしている。

到達目標

本コースにおいては、将来産業界において中核人材として研究開発活動に従事する大学院生にグローバルスタンダードの「経営と技術の関係」を理解する。具体的には”テクノロジーマネジメント”の基本的な考え方、内容、日本企業の実態、グローバルスタンダードの考え方、実践の進め方などを戦略/制度・仕組み/経営資源などについて理解する。

キーワード

イノベーションとインベンション、価値創造、研究開発マネジメントとテクノロジーマネジメント、ロードマップ、オープンインベーション、ビジネスモデルイノベーション。

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

・毎回の講義はパワーポイントを利用し、多くの実例など図表を多用して理解しやすい講義を推進する。
・毎回講義の理解を確認する簡単な課題を課し、講義のポイントの理解を深めることを促進する。
・毎回の講義でfeedback cardを提出させ、その日の講義に対するコメントを求め、評価に反映させる。
・9月27日の第1回目の講義だけは15時05分~15時50分の45分であるが、第2回目以降は15時05分~16時35分の90分授業である。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イノベーション活動を取り巻く環境; 本コースを受講するにあたって経営に関する予備理解、日本企業の状況、変化する経営環境、 経営とイノベーション; 日本企業の状況、変化する経営環境、企業価値とイノベーション 企業経営に関する理解
第2回 経営とイノベーション; 変化する経営環境、企業価値とイノベーション、イノベーションの効果、イノベーションとテクノロジーマネジメント 3人の偉人をInnovatorかInventorか区別しなさい。
第3回 戦略的経営とテクノロジーマネジメント; イノベーションとテクノロジーマネジメント、経営戦略/事業戦略/技術戦略、テクノロジーマネジメントと価値創造、価値創造と技術、企業と研究開発活動 事業創造において本社がとるべきでないアクションを選びなさい。
第4回 技術の捉え方と技術資源マネジメント; 事業と技術、企業における技術関連活動、技術(資源)の捉え方、技術(資源)評価、競争優位と技術 自分自身の保有技術について、分解と評価をしなさい。
第5回 研究開発テーママネジメントとマーケティング活動; 研究開発テーママネジメントについての考え方と実態、研究開発テーママネジメント手法、テーマ発想・提案時のポイント、市場の声の理解に向けたマーケティング活動 身近なところから「市場の未決の課題」例を考えなさい。
第6回 研究開発人材マネジメント; 研究開発人材マネジメントの考え方、活性度の重要性と向上策、複線型キャリアパス、博士の意味とキャリア、イノベーション人材に要求される能力 研究開発人材への要求資質に関して、重要性と自分自身の能力について自己評価をしなさい。
第7回 変化する経営環境への対応; 新しい価値観への対応、研究開発のスピードアップの意味と重要性、オープンイノベーション、進化する産学連携、文化風土変革、ビジネスモデルイノベーションの必要性 実在する特定ベンチャー企業について思うことを述べなさい
第8回 新規事業マネジメント; 企業の成長プロセス、企業の成長と新規事業、新規事業展開の考え方、新規事業戦略の立案、新規事業分野の探索、新規事業とベンチャー企業 最近の出来事で、テクノロジーマネジメントに関連する問題として理解できると思うことを述べなさい。

教科書

市販教科書は使わず、担当教員が用意した内容を毎回講義資料としてプリントして配布すると同時にOCW-iにアップする。

参考書、講義資料等

第5世代のテクノロジーマネジメント、古田健二著、中央経済社(印刷中止につき新刊はないが、スキルアカデミー社の電子書籍から購入可能)

成績評価の基準及び方法

・毎回のfeedback cardによる講義内容に対するコメント(約80%)
・課題レポートの提出状況と内容(約20%)

関連する科目

  • 博士キャリアデザイン
  • 修士キャリアデザイン

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

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