2017年度 修士キャリアプラン A1   Master's Career Plan A1

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
キャリア科目
担当教員名
羽鳥 好律 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火5-6(W521)  
クラス
A1
科目コード
LAC.M402
単位数
1
開講年度
2017年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2017年9月10日
講義資料更新日
2017年5月23日
使用言語
日本語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

 修士人材で、主に産業界(≒民間企業)で活躍すること及びアカデミアの進路を考えている人、起業を想定している人々に対し、必要な「キャリア観」が本講義により養成されることを目指す。はじめに、理系人材のキャリア形成の(主として日本における)現状を分析し、今後の5年先、11年先のタイムスパンで起こりえるキャリア選択上の節目の可能性について紹介する。 就職活動のプロセスを理解し、キャリア決定のスケジュールに基づくスキル養成や必要情報が何かを知っておくことで、将来の人生設計において実践的な能力を身に着けることが出来る。
 そのために、幾つかの参考文献を紹介する。聴講者はそれを参照しながら/或いは全く独自の 見解をもとに、演習課題を2回提出する。(課題の内容及びその「形式」については講義の中で指示する。)修士課程に進学したが、将来 ど うしていいかわからない、将来不安を感じ始めた人でも大歓迎。技術者・研究者としてのキャリア実現からさらにその先、社会人生活・会社生活・ アカデミアンの生活までを見越した人生設計を考えましょう。

到達目標

 聴講者はこの種の「修士キャリアプランの講義」に何を期待しているのであろうか?学問的叡智獲得への期待?リテラシーの充実? ノウハウの習得?これらにより得られる知見には、それぞれ「賞味期限」 がある。上述したように、本講義では今後の5年先から11年先までの時間軸の話を行う予定である。これに見合う、学問・リテラシー・ノウハウのベストミックスを狙う講義の実現を目指している。
 講義構成は、現状分析、理系学生のキャリア形成を紹介した後、技術者・研究者としての人生設計について総括する。併せて、就活のスケジューリングや、エントリーの時期等を決めるための知識を涵養する。単なる就活ノウハウの講習でも、キャリア心理学の講義でもない、本学修士学生のキャリアプラン作成に特化した実践とそのための基本スキルの認識と習得を目指す。

キーワード

修士キャリアプラン、継続的な自己形成、技術者・研究者のキャリア、年功序列⇒成果主義+実績主義、就活とキャリアデザイン、
コミュニケーションスキル、プレゼンテーション、研究スキル

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

大岡山或いはすずかけで各7回講義を行う。
1週間前に事前に講義配布資料をOCWi にUP。講義終了後、講義使用PPTをUP。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 キャリア科目ガイダンス。本講義の流れと評価方法。課題(参考)図書の紹介と演習課題の説明。
第2回 キャリアの「継続的な自己形成」の時代。 「自分の小さな「鳥かご」から飛び出しなさい」 演習 課題1の詳細説明。
第3回 就職活動とキャリアプラン1。 「就職迷子の子どもたち」 演習 課題1の詳細説明。
第4回 就職活動とキャリアプラン2。 「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」 〔第1回演習課題提出締切日〕
第5回 企業の研究開発と大学の研究(・開発)。 (資料の見える化に関連する話題) 演習 課題2の詳細説明。
第6回 アカデミアのためのキャリアプラン。 「理系のための研究生活ガイド(第2版)」 演習 課題2の詳細説明。
第7回 全体の纏め。キャリア実現(そのためにすべきこと)。 「アメ リカの大学・ニッポンの大学」 〔第2回演習課題提出締切日〕

教科書

なし。

参考書、講義資料等

「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」 増沢隆太、丸善出版、2,000円
「就職迷子の若者たち」 小島貴子、集英社新書0359E、集英社、680円
「自分の小さな「鳥カゴ」から飛び立ちなさい」 河合江里子、ダイヤモンド社、1,400円
「アメリカの大学・ニッポンの大学」 苅谷剛 彦、中公新書ラクレ429、中央公論新社、840円
「理系のための研究生活ガイド(第2版)」 坪田一男、ブルーバックスB-1671、講談 社、940円
「博士 号だけでは不十分! 理系研究者として生き残るために」 ピーター・J・ファイベルマン、白楊社、1,800円

成績評価の基準及び方法

授業中の参加度(70%)と課題提出 (30%)による。 必要なら補講演習課題(20%)も提出可能。

関連する科目

  • 他のキャリア科目

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

本講義は昨年までの「修士キャリアデザインⅡ」の改変科目である。旧科目既習者の重複履修は不可。
他のGA0対応キャリア科目との重複登録は可であるが、GA0対応の履修必要単位は1であることに注意。

このページのトップへ