博士課程の学生は、今後グローバル化の進展に伴い、今までに経験したこともない例外的・挑戦的な課題に遭遇する可能性がある。国際的な意味での競争圧力の増大、職場多様性に学生は必然的にさらされるであろう。このコースでは、これらの状況に対処するための必要なスキルを例示しそれを強化することにより、グローバ ルな環境に直面した時に役立つ新しい戦略とアイデア創出力を強化する。
学生が可能なキャリアパスを自己決定することを手助けすることをめざし、 専門技能を探究し、強化し、競合プロフェッショナルを意識した世界への順応的 なスキルを開発する。これらのゴール到達のために、聴講者は、実際の仕事シナリオをシミュレーションする演習ワークショップを通じて、 いくつかのキャリア実現に向けた評価/演習課題 を経験する。
本講義終了時に、
1.キャリア開発における適応性の重要性を理解する、
2.それぞれのキャリアパスで重要となる考え方を説明し、将来の選択肢の幅を広げる、
3.将来のキャリア開発に関連した挑戦のために準備を整える。
適応性、経歴管理、能力開発、個人 評価、グローバル環境
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
Master's Developing Career Adaptability for Global Competitiveness(国際競争力向上のための修士キャリア開発)と合せて30名以下のクラスとします、各聴講者と講義提供者の専門性とを考慮して クラ ス分けをおこなう。(必要であれば、選択処理が行われます。)講義は 年 に一 回 秋学期に供されます。大岡山とすずかけ台キャンパスで毎年 交互に開 講さ れ、1単位分7週間の講義です。各クラスの主な形式は、授業の講義を聞く だけ でなく、演習課題に回答すること、つまりインストラク ターによって与え られ る作文の宿題の提出も評価の対象となります。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | コース紹介;現状の考察(キャリアとグローバルトレンド)。 | 研究の各分野に関連する専門分野毎の、現在のトレンドを紹介する。基本的な概念と 用語を理解する。 |
第2回 | キャリアパスの設定と計画、今後の求人状況(予見タスクと期待)。 | 現在の専門知識のフィールドに一致する可能性のある仕事を知って、可能なキャ リアパスを探索し、キャリア目標の選択肢を広げることを学ぶ。 |
第3回 | キャリア適応性に関する四次元(懸念、コントロール、好奇心と自信)の指標について。 | 長所と短所を定義するいくつかの質問に答えることによって、いくつかの尺度で適応性のレベルを理解し、自己評価する。 |
第4回 | 知識、スキル、効果的なキャリアマネジメントのための態度について。専門スキルの開発 (ライティング、プレゼンテーション、ネットワーキング、対人、創造性と意思決定のスキル)。 | 現時点における、個人および対人関係のスキル能力を測定し、 必要な個別のスキルニーズを発見。将来的にはより広範な機会のために他のスキルを開発する方法を学ぶ。 |
第5回 | 「学生から就労者への移行、高品質 の雇用を求めて移動する際に遭遇する「挑戦/危機的状況への対処」方法を学ぶ。(サーベイワークショップ) | (キャリア決定前、中および後に)プロの環境で発生する共通の課題を知り、それらを克服する方法を、いくつかの演習を通して実際の状況を想定しながら対処戦略として学ぶ。 |
第6回 | グローバル化が顕著になった時代のイノベーションの実現力について。 どのようにテクノ ロジーの最新の知識を使うべきか、人々とする挑戦的な仕事、インタラクションによる他者との交流機会から経験を積むこと。 | (キャリア決定前、中および後に)プロの環境で発生する共通の課題を知り、それらを克服する方法を、いくつかの演習を通して実際の状況を想定しながら対処戦略として学ぶ。 |
第7回 | 評価:職場の多様性と国際競争(物理的環境、生態環境、心理的環境、文化環境)とOpen Group ディスカッション。 | Open Groupの考察といくつかの視点から可能作業シナリオを評価する。開かれた、多様かつグローバルな環境の中でフォームグループを調整する方法を学ぶ。 評価の結果についてフィードバック。 |
無し
1) Developing Cultural Adaptability: How to Work Across Differences (by Jennifer J. Deal and Don W. Prince)
2) Quick Skills: Managing Change (by Career Solutions Training Group)
3) Self-Assessment and Career Development (3rd ed.) (by John P. Kotter, Victor A. Faux and James G. Clawson)
授業参加と貢献 (25%); 暗唱/教室参加 (20%); 講義中及び自習課題 (30%); 報告書 (25%)
無し
gonzales.h.aa[at]m.titech.ac.jp ; dan.r.aa[at]m.titech.ac.jp
通常の勤務時間:平日 9:00 - 17:00 Consultation Hours: 要予約 (事前に e-mail で担当教員との日程調整)