2017年度 技術者の倫理(修士) C   Ethics of Engineers (Master Course) C

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開講元
キャリア科目
担当教員名
古田 健二  中村 昌允  中村 昌允 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月7-8(J221)  
クラス
C
科目コード
LAC.M525
単位数
1
開講年度
2017年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2017年11月10日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

1.現代社会においては、それぞれの分野の専門家が、それぞれの分野で最善を尽くすことを、お互いが信頼しあうことによって、成り立っている相互依存社会である。プロフェッショナルな技術者となるための技術者の行動規範について考える。               
2.技術者は結果責任を問われる。実社会ではいくつもの「解」があるが、いかにそれを導き出せるか?                  
3.実際の事例を「仮想体験」することによって、一人一人の判断・行動基準を形成する。

到達目標

1.技術者が期待される倫理について説明できる。
2.技術者がジレンマに陥ったときに、その解決策を考えることができる。
3.これからの日本の安全管理について、自説を述べることができる。

キーワード

技術者の社会的責任、専門職倫理、説明責任、リスク管理、安全、

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

双方向講義 実際の事例を基に、そこにおける技術者の行動について考える。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 技術者倫理はなぜ必要か 技術者の社会的責任
第2回 福島原発事故と技術者の責任ー1 福島原発事故におけるリスクマネジメント
第3回 福島原発事故と技術者の責任ー2 福島原発事故における説明責任
第4回 経営者と技術者の判断と行為の違い 技術者の信頼
第5回 事故とヒューマンエラー ・ヒューマンエラーとヒューマンファクター ・事故の根本原因
第6回 技術者のジレンマと内部告発 内部告発基準
第7回 どこまで安全を求めるか 安全に関する日本と欧米の違い

教科書

中村昌允「技術者倫理とリスクマネジメント」オーム社(2012年)

参考書、講義資料等

中村昌允「製造現場の事故を防ぐ安全工学の考え方」オーム社(2013年)

成績評価の基準及び方法

・最終課題レポート(80%)
・毎回の小レポート(20%)

関連する科目

  • 技術者倫理Ⅰ、
  • 技術者倫理Ⅱ

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

各コース提供の「科学者・技術者の倫理」科目履修者は、本科目受講の必要はない。
安全およびリスクマネジメントに対する意識を持っていること。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

masayoshi.nakamura[at]jcom.zaq.ne.jp

オフィスアワー

講義終了後

その他

イノベーションマネジメント研究科で、技術者倫理Ⅰ、技術者倫理Ⅱの講義があるが、これは社会人を主対象とするものである。一方本講義は、技術者の行動の在り方について研究しながら一人一人の行動基準を考えるものであるので趣旨が異なるものである。

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