2016年度 博士キャリアデザインI C   Doctoral Career Design I

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開講元
キャリア科目
担当教員名
古田 健二  秋山 智紀  羽鳥 好律 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火5-6(S621)  
クラス
C
科目コード
LAC.C601
単位数
1
開講年度
2016年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
2016年11月15日
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義は、学位取得を目指して研究活動を推進中の学生が、学位取得後の自身のキャリアを在学中に考え、その実現へ向けて考え方の整理、自己啓発など準備を始めるためのベースを提供することを目指したものである。アカデミアでの教育者・研究者の道を歩むもの、産業界において研究者、技術者としての道を目指すもの、どちらにおいても技術をベースとして世の中に貢献することを目指す人材としては、それぞれに対応した準備が必要である。そのためにはまず、それらの実態を知ることが必要であるが、特に産業界における技術に対する取り組みについては大学においてはなかなか触れる機会がない。そこで、この講義は、就職活動を直接支援するプログラムではないが、まず自分のキャリアを考えることの意味、その際の考え方の基本を理解することから始め、アカデミアおよび産業界における研究者・技術者に求められるもの、適性の考え方、などについて学び、自身に適した将来のキャリアを考えるきっかけを与えることから始める。さらに学生には情報が不足している産業界における技術の役割、研究者・技術者の活動の実態、企業における人材のマネジメントおよび求められている人材などについての実態について講義するものである。とは言いながら、具体的な就職活動のあり方などにも適宜触れながら講義を進める。

到達目標

・自分のキャリアを考える際の視点、思考プロセスを理解できるようになること。
・自分の将来のキャリアのイメージを形成できること。
・アカデミア、産業界を問わず、現代に求められれている技術者・研究者像について理解すること。
・産業界における技術の役割、技術系人材の活躍の場、人材マネジメントの実態などについての概略を理解すること。

キーワード

アカデミア、産業界、Innovator、Inventor、Innovation、キャリアパス、研究開発組織、保有技術、博士、インターンシップ

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

1クラスの聴講者は50名以内を目途とする。
毎回の講義パワーポイントを利用し、多くの実例など図表を多用して理解しやすい講義を推進する。
なお簡単な課題を数回課し、講義のポイントの理解を深めることを促進する。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 キャリアデザインとは;キャリアを考えるとは、多様な活躍の場、就職と就社、東工大におけるキャリア形成支援プログラムの概略
第2回 求められる人材像;イノベーションとイノベーター、価値創造プロセスモデル、各種の能力モデル 人材への要求資質の重要性と自分自身の能力の評価
第3回 企業における人材マネジメント;企業内で行われている人材マネジメントの考え方と実際の制度・仕組みなど、企業において求めれれている能力
第4回 事業と技術と理系人材の仕事; 技術に対する学とさんの捉え方の違い、事業の定義、事業における技術の戦略的位置づけ、企業における要素技術体系、技術体系、企業における研究開発組織 現時点で考えている自身の学位取得後のキャリア
第5回 博士の意味とキャリア; 博士を取り巻く環境、博士の意味、博士の活用に向けた取り組み 自分自身を評価してみて、博士後期課程に入って修士時代と変化したと感じること
第6回 ベンチャー企業の実態との起業プロセス; 「海外・日本・本学、それぞれにおけるベンチャー企業の創出状況、キャリア選択肢としての 起業の意義やリスク、「リーンスタートアップ」 ・「デザイン思考」等の方法論、アクセラレータなどの支援プログラムの概略、起業のプロセス 起業およびベンチャー企業で働くことに関して思うこと
第7回 博士人材の就職活動; 就職先決定までの流れ、企業選択のポイント、最近の産業界の理解へ向けて、インターンシップの有効性、博士の就職活動のポイント、 ・企業及び企業における技術および技術人材に関して印象に残ったこと。

教科書

市販教科書は使わず、担当教員が用意した内容を毎回講義資料としてプリントして配布すると同時にOCW-iにアップする。

参考書、講義資料等

特になし

成績評価の基準及び方法

・講義内容の理解度(約70%)
・課題レポート(約30%)

関連する科目

  • テクノロジーマネジメント実践論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

日常会話レベルの日本語理解力

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