2021年度 教育課程編成の方法   Curriculum Design and Management

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開講元
教職科目
担当教員名
松田 稔樹 
授業形態
演習     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
水5-7(W933)  
クラス
-
科目コード
LAT.A206
単位数
1
開講年度
2021年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2021年3月19日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

学習指導要領の理解と合わせて、教育課程編成や管理・運用の方法を理解し、実際の学校を事例として、より良い教育課程編成について考える。

到達目標

教職課程コアカリキュラムの全目標を以下のように扱う。
・学習指導要領の法的性格・役割・変遷を理解する。
・2016年末に公表された中央教育審議会答申をふまえ,新学習指導要領下で求められる新たな教育課程編成の手法を理解し,実践に向けた準備をする。
・教育課程の編成と改善に必要なカリキュラムマネジメントの方法を理解する。

キーワード

学習指導要領,教育課程の類型,コンピテンシーベースvs.コンテンツベース,カリキュラムマネジメント,問題解決の縦糸・横糸モデル,汎用的技能,見方・考え方,領域固有知識,メタ認知,情報活用能力,自己学習力

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

毎回、3時限分の授業を5回行う(最終回は2時限+期末試験)。日程は、http://www.et.hum.titech.ac.jp/~matsuda/curr.html で確認すること。
原則として毎回課題を課す。課題の内容は、その日の授業内容に関連するものであり、また多くの場合、次の授業を受けるための前提となるものである。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 学習指導要領の法的性格ならびに社会的役割と過去改訂の要点・特徴・成果と課題(Zoom) 最新の学習指導要領に関する文献を読み、小テストに合格する
第2回 教育課程編成の目的と原理ならびに各学校段階で特に考慮すべき留意点と相互接続(Zoom) 教育課程に求められる多様な良さ、高校の教育課程編成
第3回 教育課程編成の実際~教科連携や総合的な学習の時間との連携、地域との連携(対面) 具体的な教育課程編成案の作成、教育課程編成に必要な知識と見方・考え方
第4回 汎用的・教科横断的な資質・能力の育成とカリキュラム・マネジメントの考え方・方法(Zoom) 汎用的な資質・能力を育成する方策
第5回 より良い教育課程とは?~教育課程の評価方法と結果に基づく改善の視点(対面) 自分の作成した教育課程の評価と改善

教科書

・文部科学省:小学校/中学校/高等学校 学習指導要領
・文部科学省:小学校/中学校/高等学校 学習指導要領解説 総則編
・松田稔樹, 星野敦子, 狩野浩二, 津吹卓(2012) 自ら学び考える教職教養-教育課程・制度・法規-, 学文社

参考書、講義資料等

・http://www.et.hum.titech.ac.jp/~matsuda/et.html
・中央教育審議会(2016) 幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申),文部科学省
・安彦忠彦(2014) 「コンピテンシー・ベース」を超える授業づくり,図書文化
・文部省(1992) 学制百二十年史,ぎょうせい,http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/others/detail/1318221.htm
・国立教育政策研究所(2014) 学習指導要領データベース,http://www.nier.go.jp/guideline/

成績評価の基準及び方法

・出席状況と毎回の提出課題、期末試験に基づいて行う。
・全体で1つでも未提出の課題がある者、合計2回分以上休んだ者には単位の取得を認めない。

関連する科目

  • LAT.A203 : 教育工学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

「教育工学」の単位を取得していること

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et-ask[at]et.hum.titech.ac.jp

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