心理・教育データの分析力を高めるために、問題解決の縦糸・横糸モデルに基づいて仮説と分析計画を立て、さまざまな分析方法の代替案を検討し、それらが分析方法として適切か否か、必要に応じて結果を参照しながら批判的に検討した上で、多様な統計量等を組み合わせて説得的な結論を出す方法を身につけることを目的とする。
与えられたデータが質的データか量的データかなども検討した上で、ExcelやRコマンダーを活用し、基本統計量を求めたり、グラフを作成したり、平均値・分散・相関・分割表の検定、分散分析と多重比較、回帰分析などの統計手法を適用したりして、仮説検証したり考察したりできるようになる。
統計分析, 表計算ソフトウェア、Rコマンダー、ICT問題解決力、統計的な見方・考え方
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
原則として、2回分の授業で「統計手法と典型的な分析方法の解説」と「講義の復習→つまずきの克服や注意事項の確認→応用課題」とをセットにして進める。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | オリエンテーション、前提知識テスト、Rコマンダーのインストールの方法(第1回は授業準備として4月30日にZoomで行う。履修予定者は、アクセス先とパスワードを知らせるので、4/28までにmドメインのアドレスから下記連絡先にメールすること。) | PCにRコマンダーをインストールする |
第2回 | 基本統計量、ヒストグラム、平均と分散の検定を解説 (E-learning) | 基本統計量、ヒストグラム、平均と分散の検定を理解する。 |
第3回 | 同上の演習 | 基本統計量、ヒストグラム、平均と分散の検定をマスターする。 |
第4回 | クロス集計 散布図、相関とその検定を解説 (E-learning) | クロス集計、散布図、相関とその検定を理解する。 |
第5回 | 同上の演習 | クロス集計、散布図、相関とその検定をマスターする。 |
第6回 | 分散分析、多重比較の解説 (E-learning) | 分散分析を理解する。 |
第7回 | 同上の演習 | 分散分析をマスターする。 |
第8回 | 期末試験、回帰分析の解説 (E-learning) | 復習と回帰分析を理解する。 |
教科書を指定する予定であるが、間に合わなければ配布する
E-learning教材を指定する
E-learning教材の達成率, 演習の事前・事後課題,期末試験で評価する
心理・教育測定基礎編と同時履修すること
stat-ask[at]et.hum.titech.ac.jp
個別にアポイントメントを取ること。