マルチメディアとして,国立科学博物館の展示内容,インターネットリソース,iPad等のデジタルメディアを扱い,それらを学習環境として活用した授業を設計し相互実践する。その成果を,ポスター発表形式により発表・相互評価する。授業での活動は,グループ活動を基本とするプロジェクトベース型学習である。グループ活動による授業実践の技法を自ら体験しながら学ぶ。
学習環境としてメディアが与えられた場合,学習目標が一律ではなく個々により異なるいわゆるインフォーマル学習を設計することにより,従来とは異なった観点から学びを捉えることができる。また,アクティブラーニングの手法を実践しながら身につける。
・ マルチメディア利用による効果的な学習・教育環境を設計することができる。
・ 学習環境として国立科学博物館を利用し,博物館の展示とデジタルメディアを活用した授業を設計・実践することができる。
・ グループ活動を実践することにより,プロジェクトベース学習の方法を身につける。
マルチメディア,学習環境,博物館,デジタルメディア,グループ活動,インフォーマル学習,MACETOモデル
専門力 | 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
授業は,4日間の集中講義形式にて実施する。講義部分以外はグループ活動である。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 1-1 (講義)イントロダクション(授業の進め方) | 授業の進め方を理解する |
第2回 | 1-2 (講義)マルチメディアを活用した学習環境の設計 | メディアと学習の関係を説明する |
第3回 | 1-3 グループ分け,グループのお互いを知る活動,役割分担 | グループメンバーの特徴を相互に理解する |
第4回 | 1-4 実践計画アイディア検討 | グループメンバーの特徴を相互に理解する |
第5回 | 2-1 (講義)MACETOモデルを活用した授業実践設計 | MACETOモデルを理解する |
第6回 | 2-2 MACETOモデルを活用した実践計画策定 | 博物館での活動をMACETOモデルをベースに考案する |
第7回 | 2-3 第1次案を提出し,フィードバックを受ける,それを元にワークシート作成 | MACETOモデルを完成させ第1案を提出する。フィードバックを元に修正する。 |
第8回 | 2-4 ワークシート作成,実践計画作成,実践案を提出 | ワークシートを完成して提出する |
第9回 | 3-1 国立科学博物館にて別グループの計画を実践 | 他のグループの計画を実践し,フィードバックを行う |
第10回 | 3-2 活動のフィードバックおよび振り返り | 活動の振り返りを行う |
第11回 | 3-3 ワークシート,実践計画の改善案の検討 | ワークシート,実践計画の改善案を検討する |
第12回 | 4-1 ポスター発表用資料作成 | 活動のまとめのポスター制作 |
第13回 | 4-2 ジグソー法によるポスター発表会・討論・相互評価 | 発表準備と相互評価 |
第14回 | 4-3 相互評価のフィードバックと振り返り | 相互評価のフィードバックを受け,自分たちの活動内容と発表内容を振り返る |
必要に応じて資料を配付する
・ R・A・リーサ−ほか(2013)インストラクショナルデザインとテクノロジ 教える技術の動向と課題,北大路書房
・ アラン・コリンズほか(2012)デジタル社会の学びのかたち―教育とテクノロジの再考,北大路書房
・ 三宅なほみ ほか(2014)21世紀型スキル: 学びと評価の新たなかたち,北大路書房
・グループ活動への貢献度(30%),発表内容(30%),最終レポート(40%)に基づく
本授業は,2018年度以前に入学した学生向けの教職に関する科目であることに注意すること。本科目は,2020年度まで開講する予定です。
本授業は集中講義形式で行う。
新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み,2020年度は3Qに開講することに変更する。
具体的な日程は,教職Webページならびに掲示板に掲載する。
本授業は,2020年度まで開講する。