2019年度 特別活動及び総合的な学習の時間の指導法   Method of Teaching Extracurricular Activities and Period for Integrated Studies

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
教職科目
担当教員名
松田 稔樹  今泉 朝雄 
授業形態
演習     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
LAT.A233
単位数
1
開講年度
2019年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2019年3月18日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

学校教育の教育課程は、教科と特別活動、総合的な学習の時間で編成される。本授業では、教科以外の2つの領域の指導法について、以下の内容を扱ったり、活動を行ったりしながら、授業を進める。
・特別活動の指導法については、講義を中心に特別活動に関する様々な活動、計画方法、指導方法や実践に関する学生同士の討議・分析などを採り入れ、主体的対話的で深い学びを行う。それらの知識をもとにしながら自身なりに最終レポートとしてまとめる。
・総合的な学習の時間の指導法については、講義を通じて、教育課程上の役割や設定すべき資質・能力目標、適切/不適切な指導内容・方法、評価規準作りなどを理解した上で、具体的指導事例やルーブリック例の問題点を議論し改善する演習を通じて、探求的活動の支援・評価法を考える。

到達目標

教職コア・カリキュラムの「特別活動の指導法」及び「総合的な学習の時間の指導法」の全目標を達成することを目指す。
・特別活動の指導法については次の点を主な到達目標とする。①目標や内容、教育課程上の位置づけ、他領域との関係を理解する、②学校組織、地域住民や他校も含めたチームとしての指導体制を理解する、③学級活動、生徒会活動、学校行事における「人間関係形成」「社会参画」「自己実現」の指導方法を実践的に習得する。
・総合的な学習の時間の指導法については、①各教科、特別活動との違いや、それらと連携が必要な理由を説明できるようになり、②当該時間の目的達成に必要な教育課程編成及び単元指導計画作成上の工夫を具体例に即して指摘できるようになること、③学習活動の支援策や形成的評価の方法を問題解決の過程・状況と対応づけて具体的に計画・実施できるようになることを目標とする。

キーワード

学習指導要領,特別活動,課外活動,総合的な学習の時間,探求的な活動,問題解決の縦糸・横糸モデル

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

授業は,2~3日間の集中講義形式にて実施する。
講義形式によって,基本的な知識を学習する。その知識を元に実践的な方法,あるいは事例考察,討議の形で具体的な計画力,指導力を身に付ける。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 (特活)学習指導要領から理解する特別活動の意義とその内容、特別活動運営の組織、教育課程における位置付け 毎回の授業内容に関して自ら復習し習得を確実なものとすること。
第2回 (特活)学習指導要領から理解する学級活動、生徒会活動、学校行事の目標・内容 同上
第3回 (特活)話し合い活動と集団的意思決定の指導 同上
第4回 (特活)自治的取り組みにおける指導、全体の評価方法 同上
第5回 (総合)学習指導要領解説と縦糸・横糸モデルに基づく目標・内容設定の考え方の理解 総合的な学習の時間を改善する方策
第6回 (総合)総合的な学習の時間の指導計画:中学校vs.高校,縦糸・横糸モデルに基づく考察 総合的な学習の時間向け探求活動のテーマ
第7回 (総合)総合的な学習の時間の指導と評価1~チェックリストに基づく事例の分析 事例の改善案の作成
第8回 (総合)総合的な学習の時間の指導と評価2~各自で作成した指導・評価案の改善 新テーマに基づく改定案の作成

教科書

文部科学省:中学校/高等学校 学習指導要領解説-総合的な学習の時間編
文部科学省:中学校/高等学校 学習指導要領解説 特別活動編

参考書、講義資料等

総合的な学習の時間の指導計画例

成績評価の基準及び方法

・特別活動の指導法については最終レポートにて評価する。
・総合的な学習の時間の指導法については、期末試験と提出課題に基づいて評価する。

関連する科目

  • LAT.A203 : 教育工学
  • LAT.A101 : 教職概論A
  • LAT.A102 : 教職概論B

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

本授業を履修するには、「教育工学」の単位を取得している必要がある。(申告時点では、両方の科目を同時申告できるが、1Qに「教育工学」の単位を取得できなかった場合は、本授業の履修は認めない。)

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

sa-and-pis[at]et.hum.titech.ac.jp

オフィスアワー

メールで事前予約すること

このページのトップへ