2019年度 教職概論B   Introduction to the Teaching Profession B

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開講元
教職科目
担当教員名
鈴木 悠太 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
水9-10(W933)  
クラス
-
科目コード
LAT.A102
単位数
1
開講年度
2019年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2019年3月18日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

 本授業は、教職概論Aの継続履修科目である。
 授業のテーマは、現代社会における教職論である。すなわち、現代の教職に関して重要な概念・理論について学ぶ。さらに、学校教育の具体的な実践について、教職論の概念・理論を手掛かりとし、客観的・具体的に考察する。学校教育の実践を具体的に理解するために、関連する人文社会科学の最新の成果を含む様々な資料も用いる。
 これらを通して、より良い授業とより良い学校の担い手(生涯において学び続ける教師)となるための基礎(学び方の学びを含む)を確立する。

到達目標

 授業の到達目標は、①現代の教職論の概念・理論(教職の意義・役割・職務内容・チーム学校に関する諸概念・諸理論)についての理解を踏まえ、現代社会の教職について客観的・具体的に説明できること、②現代社会の教職に関する重要な主題について、複数の見解を理解した上で、独自の見解を客観的・具体的に説明できること、である。
 【教職の意義及び教員の役割・職務内容(チーム学校運営への対応を含む)】の目標の全てに対応。

キーワード

教師の専門性、役割、責任、専門性開発、専門家共同体

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

 授業の方法は、教職論の概念や理論についての講義を行い、適宜グループ学習を取り入れる。
 第1回は本授業全体のオリエンテーションを含み、第8回には本授業全体に対する総括的考察(理論と実践の統合的な理解の形成)を行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 現代社会における教職論の射程(本授業のオリエンテーション=主題・対象・方法・評価と学び方の学びを含む) 基本的な概念と理論について説明することができる。
第2回 生徒とカリキュラム―教師の「専門性」- 同上
第3回 生徒の学びの履歴の検討―授業の研究へ― 同上
第4回 校内研修と教師の「専門性」の開発 同上
第5回 校内研修を支える学校組織 同上
第6回 校内研修を支える学校組織の開発 同上
第7回 生徒の学びの評価ー方法としての学習発表会ー 同上
第8回 現代社会における教職の課題=総括的考察 同上

教科書

適宜、配布する。
秋田喜代美・佐藤学(編)、2015、『新しい時代の教職入門【改訂版】』、有斐閣。
佐藤学、2015、『専門家として教師を育てる―教師教育改革のグランドデザイン―』、岩波書店。
高橋浩・金田健司(編)、2019、『教育の本質と教師の学び』、学文社。

参考書、講義資料等

佐藤学、1997、『教師というアポリア―反省的実践へ―』、世織書房。
鈴木悠太、2018、『教師の「専門家共同体」の形成と展開―アメリカ学校改革研究の系譜―』、勁草書房。

成績評価の基準及び方法

レポートおよびテスト評価:50%、平常点評価:50%(授業への参加度、授業内の小レポート及びポートフォリオの作成)。

関連する科目

  • LAT.A101 : 教職概論A
  • LAT.A103 : 教育基礎A
  • LAT.A112 : 教育基礎B
  • LAT.A107 : 教育制度
  • LAT.A409 : 学校改革・授業改革の理論研究
  • SHS.D447 : 教育学特論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

ない。

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