2021年度 日本文化演習4:多文化協働 4QA   Japanese Culture 4: Multi-cultural collaboration 4QA

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開講元
日本語・日本文化科目
担当教員名
小松 翠 
授業形態
演習     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火7-8  
クラス
4QA
科目コード
LAJ.C502
単位数
1
開講年度
2021年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2021年3月24日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

テキスト講読とディスカッション形式の演習を通し、日本人学生と留学生の交流の現状と、肯定的接触を阻む偏見・ステレオタイプ形成のメカニズム、偏見低減のための異文化間接触の条件や理論について学ぶ。日本人学生との交流や協働体験を通し相互理解を深める。講義を通し、認知・感情・行動面から異文化間コミュニケーションのスキルを習得する。

到達目標

本講義では以下の能力の修得を目標とする。
1)社会心理学の視点から、効果的な異文化接触を阻む問題と問題解決のための条件を理解する。
2)受講生同士のディスカッションや日本人学生との協働体験を通し、多様な意見や価値観を実践的に学び、多文化協働のためのコミュニケーションスキルと日本語能力を身に付ける。。
3)オーセンティックな異文化間コミュニケーションスキルを身に付ける。

キーワード

多文化協働 多文化間交流 異文化間コミュニケーション 偏見低減

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

第2回・第3回授業で日本人学生との交流・協働活動を行う。各授業で指定された資料を講義までに読んでおくこと。詳細は初回授業で説明するので、必ず初回授業に参加すること。なお、受講状況により、授業計画を変更する可能性がある。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 日本国内における留学生と日本人学生の交流の現状 日本国内における留学生と日本人学生の交流の現状について概観する。
第2回 日本人学生との交流・協働体験① 日本人学生との交流・協働体験を通し相互理解を深める。実際の体験を通し、多様な意見や価値観を実践的に学ぶ。
第3回 日本人学生との交流・協働体験② 日本人学生との交流・協働体験を通し相互理解を深める。異文化間コミュニケーションのスキルを身に付ける。
第4回 日本人学生との協働から得た気づきと学び 日本人学生との交流・協働から得た気づきと学びについて発表する。肯定的な異文化間交流が成立する条件や異文化間交流の障壁について話し合う。
第5回 カテゴリー化・ステレオタイプ・偏見形成のメカニズム 異文化間交流を阻む問題になることがあるカテゴリー化・ステレオタイプ・偏見形成のメカニズムについて理解する。
第6回 偏見低減と効果的な異文化間接触のための条件 偏見低減と効果的な異文化間接触のための条件に関する理解する。
第7回 全体を通してのまとめ 講義全体を通した総括を行う。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特に指定しない。

参考書、講義資料等

加賀美常美代編著(2012)「多文化社会の偏見・差別-形成のメカニズムと提言のための教育-明石書店
村田晶子・中山京子・藤原孝章・森茂岳雄(2019)「チャレンジ!多文化体験ワークブック-国際理解と多文化共生のために-」ナカニシヤ出版

成績評価の基準及び方法

毎回授業の最後に記入するコメントペーパー・期末レポートから総合的に評価する。講義を3分の2以上出席すること、期末レポートの提出が必須。

関連する科目

  • LAJ.C501 : 日本文化演習3:多文化協働

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

留学生を対象とする。

その他

あらかじめ予約システム(http://js.ila.titech.ac.jp/~web)で予約の上、着席すること。予約なしでの着席は認めない。

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