2020年度 日本文化演習3:多文化協働 3QA   Japanese Culture 3: Multi-cultural collaboration 3QA

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開講元
日本語・日本文化科目
担当教員名
小松 翠 
授業形態
演習     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金3-4(Zoom)  
クラス
3QA
科目コード
LAJ.C501
単位数
1
開講年度
2020年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2020年9月23日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

テキスト講読とディスカッション形式の演習を通し、多文化間の協働を円滑に行うために必要な知識とコミュニケーション・スキルを学ぶ。
本講義では、グローバルな環境で働く場面において、日本の大学を卒業・修了した留学生と日本人はどのような葛藤を抱え、どのように解決を試みているのか、職場において自身の存在意義をどのように感じているのか、当事者の立場から検討する。

到達目標

本講義では以下の能力の修得を目標とする。
1)受講生自身が、大学修了後に多文化環境で働いたり生活したりする当事者の立場になることを想定し、コミュニケーションや対人関係の問題について理解を深める。
2)受講生同士のディスカッションを通し、多様な意見や価値観を実践的に学び、多文化協働のためのコミュニケーションスキルを身に付ける。

キーワード

多文化協働 異文化間コミュニケーション 多文化就労  ダイバーシティ

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

毎回授業の前半は講義形式、後半はグループ・ディスカッション形式で行う。第6回にゲストスピーカーによる講演を行う。各授業で指定された資料を講義までに読んでおくこと。詳細は初回授業で説明するので、必ず初回授業に参加すること。なお、受講状況により、授業計画を変更する可能性がある。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 オリエンテーションー日本で働く外国人-多文化就労の状況 日本社会で働く多様な文化的背景の人々の状況について概観する。
第2回 グローバル環境で働く元留学生社員が抱える葛藤と解決方略、労働価値観と仕事に対する意識 テーマに関連する研究・報告から現状と問題を把握し、今後の課題を検討する。
第3回 グローバル環境で働く日本人社員が抱える葛藤と解決方略、労働価値観 テーマに関連する研究・報告から現状と問題を把握し、今後の課題を検討する。
第4回 日本人社員は外国人社員の存在をどのように認識しているか テーマに関連する研究・報告から現状と問題を把握し、今後の課題を検討する。
第5回 企業のダイバーシティ・マネジメント テーマに関連する研究・報告から現状と問題を把握し、今後の課題を検討する。
第6回 ゲストスピーカー講演とディスカッション ゲストスピーカーの講演から、グローバル化における日本企業が抱える課題について理解を深める。
第7回 元留学生の職場における自己の存在意義と職場の意味 テーマに関連する研究・報告から現状と問題を把握する。講義全体を通した総括を行う。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特に指定しない。

参考書、講義資料等

加賀美常美代編著「多文化な職場の異文化間コミュニケーション:外国人社員と日本人同僚の葛藤・労働価値観・就労意識」明石書店(10月初旬発行予定)

成績評価の基準及び方法

毎回授業の最後に記入するコメントペーパー・期末レポートから総合的に評価する。講義を3分の2以上出席すること、期末レポートの提出が必須。

関連する科目

  • 中級日本語7 
  • 中級日本語8
  • 中級日本語9

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

留学生を対象とする。中級日本語8または同等レベルを修了していること。「LAJ.C501-01 日本文化演習:多文化協働 3QA」と「LAJ.C501-02 日本文化演習:多文化協働 4QA」は同内容の科目。

その他

あらかじめ予約システム(http://js.ila.titech.ac.jp/~web)で予約の上、着席すること。予約なしでの着席は認めない。

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