本科目では、 学士課程の学修に必要な日本語レベルに到達していない留学生(JLPT N2レベル程度)を対象として,作文やプレゼンテーション等の基礎的な日本語運用能力を養成する。プレゼンテーションでは、日本社会についての調査、分析、発表を行う。
本講義を履修することによって次の能力を修得する。
(1)書き言葉を身につけ、データを引用しつつ、ある程度の長さの文章を書くことができる。
(2)自分の考えをわかりやすく伝えることができる。
日本語、作文、小論文、プレゼンテーション、 日本文化
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
授業では、作文の回には教科書に沿って作文の書き方を学び、実際に文章を書きます。プレゼンテーションではポスター発表を題材として取り上げ、資料の作成と発表の方法を学びます。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | プレースメントテスト(漢字、作文) | 現在の日本語能力について理解する。 |
第2回 | 漢字のきれいな書き方、読みや部首のルール | プレースメントテスト(漢字)の誤った箇所を修正する。 |
第3回 | 「小論文」 2課・3課:文体、書き言葉 | 日本語の書き言葉について理解する。 |
第4回 | 作文の修正 | プレースメントテスト(作文)を添削したものを返却するので、授業内で修正し、次回授業までに書き直した原稿を提出すること。 |
第5回 | 日本の地域(1):ポスター作成 | 日本の地理について学び、個人が一つ選んだ地域について調べる。 |
第6回 | 日本の地域(2):ポスター作成 | 発表で用いる言葉を理解し、発表原稿を用意する。 |
第7回 | 日本の地域(3):ポスター発表 | 日本の地理について理解を深める。 |
第8回 | 地震への対処について | 日本の自然災害について学び、災害への備えについて考える。 |
第9回 | 「小論文」 4課:文の構造 | 日本語の文の構造について理解する。 |
第10回 | 「小論文」 5課:接続表現 | 日本語の書き言葉で用いられる接続表現について理解する。 |
第11回 | 3段階思考法(1)(第1段階:付箋を用いたブレーンストーミング) | 「発明に必要なもの・こととは」というトピックについて、自分なりの考えを用意してくる。 |
第12回 | 3段階思考法(2)(第2段階:分類、第3段階:ポスター化) | グループでポスターを作成する。 |
第13回 | 3段階思考法(3)(第3段階:ポスター化とポスター発表「発明について」) | 発表で用いる言葉を理解し、効果的に発表することができる。 |
第14回 | 調査発表(日本社会について)(1):企画案作成 | 調査課題を設定し、関連情報を調べる。 |
第15回 | 調査発表(2):企画発表 | 調査課題を設定し、関連情報を調べる。 |
「小論文への12のステップ」友松 悦子 著、スリーエーネットワーク
特になし。
平常点(出席・宿題)20%、作文20%、発表60%
「入門日本語2A」「入門日本語3A」を同時に履修すること。履修には条件があるので別途問い合わせること。
日韓プログラムの学生に限る。