この授業科目では、大学レベルでの学修・研究活動を英語で行うために必要な英語運用力のいっそうの向上を目的とした演習を行う。国際意識の醸成に資する目的で海外事情・異文化理解に関する教材を用いるほか、科学技術に関する英語素材を用いる。英語の読解力と聴解力の向上を目指す訓練に加え、口頭の発話練習および構成を考えながらパラグラフや短いエッセイを書く訓練を行うことによって、英語での発信に習熟することも目指す。
この授業科目では、次のような英語の知識と運用力およびコミュニケーションへの姿勢を身につけることが目標となる。
・英語で自己表現する力がつく
・パラグラフや短いエッセイを書く力がつく
・英語の講義を理解する聴解力がつく
・英文を読みこなすための方法が身につく
英語運用の四技能 国際意識醸成 コミュニケーション 留学 TOEFL
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
英語を使って科学的論考を構成するために欠かせない基本的なパターンを学ぶ。テキストは質・量ともに充実しているため、学生には授業前にテキストの各ユニットを読み、演習問題に取り組んでおくことを求める。授業では、(1)各回のポイント説明、(2)演習問題に対する取り組みの確認を行う。その後、(3)学生はその回のポイントを利用して、構成が整った英文の読解および作成に取り組んでいく。各回にパッセージ読解、パラグラフライティングを含む持ち帰り課題がある。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 授業概要の説明 / How Scientists Communicate | Exploring science journals / Peer review / Formatting |
第2回 | Introduction to Scientific Papers | Understanding genre, audience, and purpose Introduction to IMRaD / The scientific register |
第3回 | Scientific Method | Building a hypothesis / Designing an experiment / Tasks and Comprehension check on Scientific Method |
第4回 | Background Research (1) | Identifying general truth, facts, and opinions / Citations & Referencing / Paraphrasing, Writing References, Finding sources |
第5回 | Background Research (2) | Tasks / Checklist on Background Research |
第6回 | The Introduction (1) | Reading an Introduction, Rhetorical functions and structure / Language of the Introduction: Tense, voice, pronouns, linking / Tasks on the Introduction |
第7回 | The Introduction (2) Final Examination | Checklist on the Introduction |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
Active English for Science(『英語で科学する--レポート、論文、プレゼンテーション』), 東京大学教養学部ALESSプログラム、東京大学出版会, 2012.
各回のテーマにそった追加の資料と課題がある。
授業中のアクティビティ 20%
持ち帰り課題 30%
期末試験 50%
特になし
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