世界最高水準の理工系の研究を行うには、自らの専門分野に限定されない幅広い知識、他分野の研究の意義を理解し吸収・活用する応用力や創造性、多様な人材と交流し「知」のネットワークを広げる柔軟性や学際性が必要である。
本科目の履修者は、こうした博士後期課程学生に必要な能力を身に付けるために、講義および少人数のグループワークとその成果発表会を経験する。
本科目のねらいは、履修者が先端的・学際的な研究動向に目を向けながら、異分野の研究者と協力して、博士後期課程全体の「知の交流」を促進する場を創造するところにある。
本科目は英語開講科目である。本科目では、異なる専門分野の多様なバックグラウンドを持つ他の学生と英語でコミュニケーションすることが必要である。
本科目が養う履修者の力は、
(1) 社会的課題に専門性をもって取り組む力
(2) 多様なバックグラウンドを持つメンバーと共同研究をする力
(3) 研究者倫理・行動規範を理解し実践する力
(4) 知的交流の場を創造する力
である。そして、本科目を通じた、博士後期課程の学生を中心とした本学の人的ネットワークの創出と拡充を期待している。
本科目の履修を通じて、学生は以下の能力を身に付ける。
1) 社会的課題に専門性をもって取り組むことができる。
2) 多様なバックグラウンドを持つメンバーと共同研究をすることができる。
3) 研究者倫理・行動規範を理解し実践することができる。
4) 知的交流の場を創造することができる。
5) 博士後期課程の学生を中心とした本学の人的ネットワークの創出と拡充に貢献することができる。
6) 学際的なテーマに基づく専門家の講義を理解し、役立てることができる。
7) グループワークの成果を発表できる。
これらを通じて、研究者としてのリーダーシップ・学際性・コミュニケーション力を身に付ける。
先端的・学際的な研究、グループワーク、リーダーシップ、協働、研究者倫理、社会的課題
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
ZOOMによるライブ授業(4回)で構成される。
ライブ授業は、ほぼ隔週土曜にZOOMを使って開講される(今年度講義日は2022年12月10日、24日、2023年1月7日、28日)。
授業開始時刻は午前9:00、終了時刻は12:30頃。
履修定員は100名。履修登録者が100名を超えた場合、履修制限をする場合がある。
履修希望者は12月5日正午までに履修登録申請を行うこと。
履修登録者が100名を超えて履修制限する場合には、12月7日17:00までに履修制限の結果をT2SCHOLAで連絡する。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | ライブ授業 (1) イントロダクションとテーマについてのディスカッション | 参加者の相互理解の確立、グループ作業計画の検討 |
第2回 | ライブ授業 (2) グループワーク | グループで決めたテーマについて最終回で実施するプレゼンテーションの内容を議論する |
第3回 | ライブ授業 (3) グループワーク | グループで決めたテーマについて最終回で実施するプレゼンテーションの内容を議論する |
第4回 | ライブ授業 (4) プレゼンテーション | グループによるプレゼンテーションと相互フィードバック |
テーマに関する調査、検討、プレゼンテーションの準備のため、授業時間外のグループ活動を行います。
特に指定しない
「東京工業大学における研究者等の行動規範」(東京工業大学研究活動不正防止対策委員会、平成20 年11 月21日制定/平成25 年8 月23 日改訂), https://www.titech.ac.jp/0/about/policies/efforts/activities [最終確認日:2022年3月8日]
授業への参加度、提出課題で評価する。
授業に熱心にコミットすること。演習科目のため授業時間外の活動にも関われること。
この科目を履修できるのは、2021年度以前に入学した学生で,「教養先端科目」「学生プロデュース科目」等の文系教養科目(留学生の場合は日本語・日本文化科目を含む)を1単位以上修得済みの学生のみです。2021年度以前の入学者で、文系教養科目の単位を履修していない人および2022年度以降の入学者は、この科目を履修することはできません。
【履修にあたっての注意事項】
「教養先端科目」は、100分授業2つを1回とする全4回の授業で構成されています。初回にグループ分けと講義を行い、第2回と第3回にグループワーク、第4回に発表会を行います。
受講生による発表とグループワークが中心の科目ですので、4回すべてに参加できるときに履修してください。(このQの講義日は、上記「授業の進め方」を参照)
ただし、不参加(遅刻、早退を含む)の事情が当該Qの開始後に生じた場合には、全4回のうち1回に限り授業への不参加を認めます。不参加が2回以上になった場合には単位は認定されません。
第1回、第2回、第3回のうち1回が不参加となる場合には、不参加の受講生自身が不参加の事情を授業担当教員に原則事前に(やむを得ない場合は事後なるべく早く)連絡した上で、グループメンバーと調整して、授業時間外にグループワークに貢献してください。講義内容について自習を行なって、自習内容についてのレポートを授業担当教員が指示する内容と形式(詳細はメールで指示)で提出してください。使用言語は英語とします。これらが行われない場合には単位は認定されません。第4回の発表会の出席は必須とします。
※”[at]”を”[at]”(半角)に変換してください。
リベラルアーツ研究教育院事務室
600gp4q[at]ila.titech.ac.jp
講義時間後