2022年度 表象文化論A   Studies of Culture and Representation A

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開講元
文系教養科目
担当教員名
北村 匡平 
授業形態
講義    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月5-6(H1101)  
クラス
-
科目コード
LAH.H113
単位数
1
開講年度
2022年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2022年3月16日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

 表象文化論とは、美術史や哲学、文学や人類学など個別の専門領域を横断しながら「表象」としての文化現象を捉え返す、脱領域的な学問である。本講義では、「見ること」に深く関わる近代以降の文化について、テーマごとに考えてみたい。具体的には、「崇高」という美学的カテゴリーから精神史としての「マニエリスム」、東西の建築様式から造園術、博覧会からディズニーランド、映画/テレビにおける有名人まで、幅広く議論していく。ただし、基礎的な設置科目であることを考慮し、なるべく平易な言葉で解説する。授業では、さまざまなヴィジュアル・イメージや映像を見ながら、人びとの創造的営みを通じて文化を考察していく。受講者には、分析対象となるイメージについて主体的に思考し、グループで意見を交わしてもらうので、積極的な議論への参加が期待される。
 本講義のねらいは、西洋や日本の文化を理解するための基礎的な教養を身につけ、主体的に文化現象について思考する態度を養うことである。

到達目標

本講義を履修することで次のような能力を習得する。
①複数の領域から文化現象を捉える方法を身につけることができる。
②身近にある文化について多角的な視点から思考することができる。
③対象を分析的に言語化する力を養うことができる。

キーワード

表象、崇高、マニエリスム、庭園、博覧会、身体、メディア、有名人、見世物、広告、ディズニーランド

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

パワーポイントを使用しながらテーマごとに講義形式で進めるが、授業内容に関する演習問題に取り組む時間も設ける。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 授業ガイダンスとイントロダクション 表象文化論という学問の意義を確認する
第2回 マニエリスムとは何か? 美術史を超えた精神史としての「マニエリスム」を理解する
第3回 崇高とは何か? エドマンド・バークが議論した「崇高」という概念を理解する
第4回 建築と庭園 東西の建築や造園術を比較する
第5回 権力としての博覧会 見世物としての展示から政治性を読み取る
第6回 映画/テレビにおける有名人 社会的に構築される有名人の身体イメージを学ぶ
第7回 広告とディズニーランド 現代の文化産業について理解する

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

指定しない。

参考書、講義資料等

参考書はテーマごとにたくさんあるので、授業内で紹介する。

成績評価の基準及び方法

授業への参加度(40%)、期末レポート(60%)

関連する科目

  • LAH.H215 : 表象文化論B
  • LAH.H314 : 表象文化論C

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

kitamura.k.af[at]m.titech.ac.jp

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