2022年度 人文学系ゼミ(参加と協働と至福の場づくり)5   Seminar on Humanities(Facilitating dialogue, collaboration, and bliss)5

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
文系教養科目
担当教員名
中野 民夫 
授業形態
演習    (ライブ型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
LAH.H356
単位数
2
開講年度
2022年度
開講クォーター
1-2Q
シラバス更新日
2022年4月10日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

「参加と協働と至福」をテーマに少人数で学び合うコミュニティを創る。前期(1・2Q)は屋久島での集中合宿をめざす。オリエンと事前学習数回の後は、8月22日から24日に、世界自然遺産の屋久島で2泊3日の合宿(現地集合・解散)を行う。自然体験や仲間との対話を重ね、人と人・自然・自分自身とのつながりを取り戻す。ねらいは、自然科学を学ぶ学生が、リアルな自然に触れて自然の理を学び、私たちが皆「地球の子どもたち」であることを思い出すこと。今後各自の研究と生き方を通して持続可能な未来を築いていくときの拠り所になるだろう。
7月末時点のコロナ感染状況で屋久島合宿が難しい場合は、大岡山かオンラインで同様の趣旨のワークショップを実施する。

到達目標

屋久島での自然体験を通じ、自分たちが自然の循環の一部であることを体感を通して思い出す。
準備期間を含め、仲間を知り、多様な仲間との協働作業を通して、自分自身への理解も深める。
居心地がよく率直で楽しい対話がはずむ学び合いの場をファシリテートできるようになる。
(コロナで合宿できない場合は、自然の要素が減り社会の要素が増える。人と人・自然・自分自身・社会とつながりを取り戻す。)

実務経験のある教員等による授業科目等

該当する 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容)
教員は、40年近く屋久島に通ってきた。立教大学院で屋久島集中講義を約10年間実施したり、忙しい社会人が立ち止まって自分自身を見つめるマインドフル・リトリートなど、多くの人々を屋久島に案内してきた。拠点となる学び舎「本然庵」も建てた。これまでの経験を活かし、東工大生にも豊かな大自然を体験し、星空を眺め、火を前に仲間と深く語り合い、料理をともに作り、楽しく深く学び合う時間を体験してほしい。

キーワード

屋久島。自然体験。つながりを取り戻す。共同生活。学び合う場。持続可能性(サステナビリティ)、マインドフルネス

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

受講生と相談しながら詳細を決めていく。初回オリエンテーションで概要を説明し受講生8名を確定する。2回目の授業で、手分けして屋久島のことを調べてきたものを発表共有し、準備を進める。本番は、8月22日に屋久島の空港か港に集合し、尾之間の施設本然庵を拠点に24日(水)夕方まで集中して行う。現地までの交通費や食事代などの実費は各自負担。自然と仲間との共同生活を¥の体験を通じて、自分自身を見つめ直す機会になるだろう。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 LAH.H152(主に1年生)、LAH.H252(2年生)、LAH.H354(3年生)、LAH.H356(4年生)の合同で行う。異学年の交流は意義深い。 定員は8名。多い場合は抽選。 4月にオリエン、3回ほどの事前学習会、8月屋久島3日間で行う。 オリエンテーション:2022年4月20日(水)14:20〜16:00(5-6限)@中野研究室(西9号館東棟808)。zoomになった場合は、12:35〜14:15で。 (直前にメールで確認のこと) その後、5月18日、6月15日、7月13日(5-6限)に屋久島事前学習会(予定) 夏の屋久島本番は、8月22日(月)朝現地集合、24日(水)夕方現地解散。前後に余裕のあるスケジュールが望ましい。 コロナの状況で合宿は難しい場合は、同じ日程で大岡山などかオンラインでの集中講義(ワークショップ)に切り替える。(7月末に決定) 手分けして屋久島の自然について調べ、まとめる。 自分の人生を振り返り、自己紹介にもなる「私の物語」を書いて持ち寄る。 その他、人が集う場を、交代でファシリテートする。 全てのまとめを最終レポートにまとめる。

教科書

特に指定しない

参考書、講義資料等

中野民夫著『学び合う場のつくり方』(岩波書店)、
中野民夫著『楽しいみんなの修行』(春秋社)、
その他の資料は随時配布する。

成績評価の基準及び方法

オリエン、事前学習会(3回)、集中本番3日間への積極的なフル参加(宿題含む)80%、最終レポート20%
(グループワークの妨げになるので、一部参加は認められない。)

関連する科目

  • LAH.H252 : 人文学系ゼミ(参加と協働と至福の場づくり)1
  • LAH.H354 : 人文学系ゼミ(参加と協働と至福の場づくり)3
  • LAH.H356 : 人文学系ゼミ(参加と協働と至福の場づくり)5

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

自然や環境問題、サステナビリティなどに関心があること。野外活動や料理など生活体験に経験か興味があること。他者に関心があり、3日間の集団生活を楽しめること。

その他

今年こそは、コロナ感染状況が改善し屋久島で実施できることを祈っています。教員の定年退職最終年で最後のチャンスです。
履修希望者は、「人文ゼミ履修希望」という件名で、志望動機を書いてメールをください。オリエンの場所かzoom URLを直前にお伝えします。

このページのトップへ