この講義では、日本近世の社会システムを取り上げます。
現代の社会構造の歴史的背景を学ぶことができます。
1)日本近世史の社会システムを学び、現代社会と比較して考える。
2)歴史叙述と文芸作品の関係について理解する。
幕藩関係、人事と出世、悪役、柳沢吉保
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
1)一つのテーマにつき2回を基本に進めます。2)毎回の授業の前半で、前回の小レポートの紹介、質問の解答を解説します。
3)授業の後半で、その日の教授内容を踏まえて、小レポートを作成してもらいます。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | ガイダンス | 「歴史の学び方」を理解する。 |
第2回 | 社会秩序 ―幕藩関係 | 参勤交代の真相を理解する。 |
第3回 | 人事① ―人事の仕組み | 幕府官僚の出世ルートを理解する。 |
第4回 | 人事② ―出世の実態 | 大岡忠相・森山孝盛を例に、出世の実態を考える。 |
第5回 | 悪役のつくられ方① | 柳沢吉保を例に、歴史上の悪役は、どのようにつくられるか理解する。 |
第6回 | 悪役のつくられ方② | 史料と文芸作品に描かれる人物像の違いを考える。 |
第7回 | 総括 | 受講生から出された質問に答える形で、総括を行う。 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
指定しない。
1)山本博文『歴史をつかむ技法』新潮社、ISBN:978-4106105418
2)福留真紀『将軍側近 柳沢吉保』新潮社、ISBN:978-4106104190
3)講義資料は授業中に配布する。
配点は、期末レポート(60%)、小レポート(40%)
履修の条件を設けない
4/13(水)は、授業は実施しません。
この授業の実施日は、4/20(水)、4/27(水)、5/11(水)、5/18(水)、5/25(水)、6/1(水)、6/8(水)の全7回です。