2022年度 世界を知る:東アジア   Area Studies: East Asia

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開講元
文系教養科目
担当教員名
崔 盛旭 
授業形態
講義    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
水3-4(S421)  
クラス
-
科目コード
LAH.A502
単位数
1
開講年度
2022年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2022年3月16日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

韓国の政治、社会、文化の思想的土台の一翼を担っているとも言える「3反(反共・反日・反米)」を通して朝鮮半島の近・現代史を考える。そして、その歴史によって生み出された在日韓国・朝鮮人、中国朝鮮族、北朝鮮脱出住民(脱北者)から東アジアにおける韓国のナショナリズムとグローバリズム、ディアスポラについて探る。講義では主に映画作品を中心に、以上のテーマにアプローチする。

到達目標

1)韓国の近・現代史を知るキーワードとしての「反共・反日・反米」を理解する。                         2)「在日韓国・朝鮮人、朝鮮族、脱北者」を通して「日韓、中韓、南北」の関係を理解する。                    3)東アジアにおける韓国の位置づけを理解する。

キーワード

韓国、在日韓国・朝鮮人、朝鮮族、脱北者、東アジア

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

対面形式で講義を進める。
毎回、授業の内容に合わせて選んだ映画作品を参考映像として抜粋上映し、
授業内容への理解を高めていく。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 韓国の近・現代史の流れ 1910年(日韓併合)以降から現在まで、日韓の間の主な出来事を調べる。
第2回 「3反」の構造(1):反日とその克服 朝鮮における植民地政策について調べる。
第3回 「3反」の構造(2):反共・親米、そして容共・反米 朝鮮戦争の経緯について調べる。
第4回 在日韓国・朝鮮人(1):なぜ、いつから日本に? 日本の外国人登録制度について調べる。
第5回 在日韓国・朝鮮人(2):境界と雑種 文化の雑種性という概念について調べる。
第6回 中国朝鮮族:民族と国家の狭間 日本における「朝鮮族」のイメージについて考える。
第7回 北朝鮮脱出住民:どこへいく? 韓国の住民登録制度について調べる。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

参考映画作品と、パワーポイントで作成した教材などを使う。

参考書、講義資料等

特になし

成績評価の基準及び方法

積極的な授業への参加30%、リアクションペーパー 30%、レポート 40%

関連する科目

  • LAH.A501 : 世界を知る:ヨーロッパ
  • LAH.A503 : 世界を知る:中南米
  • LAH.A504 : 世界を知る:中東・アフリカ
  • LAH.A505 : 世界を知る:南・東南アジア
  • LAH.A506 : 世界を知る:北米・オセアニア

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

その他

この授業の実施日は、4/13(水)、4/20(水)、4/27(水)、5/11(水)、5/18(水)、5/25(水)、6/1(水)の全7回です。
またこの科目は、修士課程500番台の文系教養科目です。

東工大では、学士から博士後期課程まで継続的に教養科目を履修する「くさび型教育」を実践しています。番台順に履修することが推奨されており、修士課程入学直後の学期(4月入学者であれば1・2Q、9月入学者であれば3・4Q)に履修申告できる文系教養科目は400番台のみです。500番台文系教養科目は、入学半年してから(4月入学者であれば入学した年の3・4Qから、9月入学者であれば入学した翌年の1・2Qから)履修可能となります。

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