2022年度 教養特論:環境   Special Lecture: Environment

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開講元
文系教養科目
担当教員名
中野 民夫 
授業形態
講義    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月5-6(W9-714)  木5-6(W9-714)  
クラス
-
科目コード
LAH.T314
単位数
2
開講年度
2022年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2022年4月20日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

気候変動が世界各地で深刻化するなか、持続可能な社会をめざすにあたって地球環境の問題は避けて通れない。今、地球の生態系で何が起きているのだろうか?世界中の課題になっているSDGs(持続可能な開発目標)の13(気候変動)、14(海の環境)、15(陸の環境)などを調べることを通して、現状や対策を知り、私たちが研究や暮らしを通して何ができるのか具体的に考えていきたい。また変革の基盤を築くために「つながりを取り戻す」ためのワークショップを通して万物の相互依存性などを体験的に探究する。最新のポール・ホーケンの『リジェネレーション(再生)』についても学びたい。
 ねらいは、複雑な地球環境問題を理解し、自分とのつながりを確認し、前向きに行動する力を身につけること。

到達目標

 本講義を履修することによって以下の能力を修得する
1)地球環境問題の概略を理解し、現代が大きな転換期であることを認識する。
2)持続可能な社会に向けて、経済成長至上でなく生命を活かす価値観について理解する。

キーワード

地球環境問題、気候変動、SDG's(国連持続可能な開発目標)、つながりを取り戻す、リジェネレーション(再生)

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

グループワークを中心とした参加体験型で進める。聞いた話は忘れやすいし身につきにくいが、自分で発見し獲得したことは身になる。そこで4人の小グループを拠点に、手分けして各自が調べたものを持ち寄り、分かち合う中でお互いに学び合う場を創りたい。
(オンラインになった場合は、ズームのブレイクアウト機能での小グループを活用する。)

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 オリエンテーション、今世界で起きていることと持続可能な社会 地球環境問題の歴史 ふりかえり、ミニレポートを書く
第2回 SDGs(持続可能な開発目標)入門 ふりかえり、SDGsを手分けして調べる。
第3回 SDGs調べのシェア ふりかえり、ミニレポートを書く。
第4回 世界の相互依存関係について発見する「つながりマップ」づくり。 ふりかえり、ミニレポートを書く。
第5回 SDG’s:国連持続可能な開発目標13:気候変動①現状 手分けして調べ、ミニレポートを書く。
第6回 SDG’s:国連持続可能な開発目標13:気候変動②対策調べシェア 前半の学びをふりかえり、中間レポートを書く
第7回 前半のふりかえり 屋久島の自然 ふりかえり
第8回 SDG’s:国連持続可能な開発目標14:海の豊かさ①現状 ふりかえり
第9回 SDG’s:国連持続可能な開発目標14:海の豊かさ②対策調べシェア ふりかえり
第10回 SDG’s:国連持続可能な開発目標 15:陸の豊かさ①現状 ふりかえり
第11回 SDG’s:国連持続可能な開発目標 15:陸の豊かさ①対策 ふりかえり
第12回 つながりを取り戻すワークショップ 万物の相互依存性へ ふりかえり
第13回 ポール・ホーケンのリジェネレーション(再生)について 最終レポートを書く
第14回 総まとめ、最終レポートのシェア 全体をふりかえり、最終レポートを仕上げる。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特になし

参考書、講義資料等

『リジェネレーション』(ポール・ホーケン著、山と渓谷社、2022年)
『アクティブ・ホープ』(ジョアンナ・メイシー+クリス・ジョンストン著、三木直子訳、春秋社、2015年)
SDGs:(国連持続可能な開発目標)
その他、必要に応じて配布する。

成績評価の基準及び方法

授業への参加度(毎回の宿題と積極的なフル参加):70%、中間・最終レポート:30%

関連する科目

  • 特になし

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

環境問題や持続可能な社会づくりに関心があること。
グループワークの妨げになるので遅刻はしないこと。
(オンラインになった場合は、ズームでvideoオン(顔を出す)を原則とする)

その他

コロナの状況、世界の情勢、受講生の状況や問題意識、要望をふまえながら、カリキュラムの詳細は修正する

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