概要 本講義では、まず「メディア」についての基本的な理解を深めてもらう。そのうえで、科学技術分野におけるメディアとジャーナリズムの意義について学習する。21世紀は科学技術が主役となる時代である。だからこそ、科学技術とその成果物は、常にメディアの取材対象として注目を浴びることになる。科学技術に関わる者には、高度なメディア対応能力が求められるし、積極的な情報発信も求めらられる。ゆえに、科学技術の道を歩む者は誰もがメディアリテラシーを身につける必要がある。本講義では、現実に起きた科学や技術にまつわる事故や事件の報道を取り上げ、科学や技術とメディアとの関わりについて考察する。科学技術の当事者が情報発信を行う、「科学ジャーナリズム」の基礎についても学ぶ。講義には、科学技術報道の仕事に従事するメディア関係者やジャーナリストを招く予定である。 ねらい メディアについての基礎教養を身につけてもらい、科学とメディアの関係について理解を深めてもらう。科学ジャーナリズムについて、理解を深め、自ら情報発信ができるようになってもらう。
①メディアに関する基礎教養を身につける。②科学ジャーナリズムの意義について理解する。③メディア上で自ら情報発信できるための基礎技術を身につける。
科学ジャーナリズム 重大事故 研究不正 内部告発 科学者の責任
専門力 | 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
2021年春時点では、大学授業は基本的にZOOMを使ったリモート授業を想定しております。
教室開催になるかどうかは、この時点では確定しておりませんので、現時点では、ZOOMとYOUTUBEの動画配信を組み合わせた授業の形態についてお知らせします。
履修学生にはocwiでも通知しますが、毎回の授業はzoomにてリアルタイムで行います。
そちらに参加したうえで、youtubeでの動画配信授業を連続して受けてください。皆さんは現在、たくさんのリモート授業やyoutube講義を受ける立場にあると思います。「あとから見よう」となるとなかなか時間がとれなくなるおそれがあります。ちょっと窮屈かもしれませんが、でき得る限り、本来の授業の時間にアクセスしてもらい、その間に学んでいただくのが一番効率的でリモート授業でもメリハリがつけられます。
なので、毎回必ず授業のzoomにアクセスしてください。zoomのアドレスはocwi経由で履修者に直接メールします。出席をとる都合上、授業開始の10分前からあけておきますので授業開始の5分まえまでにでき得る限り、エントリーしてください。
毎回の講義は、基本的にあらかじめZOOMで録画した内容を、youtubeにアップします。録画講義を見た上でOCWiから「課題」のかたちで「学籍番号 所属系 名前」を記入した「ふりかえりレポート」を提出してください。それが出席および評価点となります。
毎回のZoomおよびyoutubeのURLは授業時間前にOCWiを通じて一斉にお知らせします。
授業内でアンケートを行う機会があります。
さらに、ゲストを呼ぶ回もあります。このときは、ZOOMで100分間リアルタイムで授業を行う予定です。
インターネット環境が不十分などの理由で、動画が再生できない環境にあるなど受講が難しい学生は、メールなどで質問を受け付けます。おしらせください。
*本講義では最新のメディアコンテンツを多数紹介します。通常は、著作権上活用できないコンテンツをみなさんに見てもらうケースもあり得ます。それができるのは大学の教育利用のみで、一般公開はできません。本来ならば大学の教室内でのみ、学生のみなさんにお見せする内容を、今回は特例的にyoutubeを活用して見ていただくわけです。法律上、絶対にやってはいけないことは①授業講義のURLを公開したり、人に伝えること②授業内容を録画したりスクリーンショットを撮って、それをなんらかのかたちで公開したり、人に伝えること、です。以上は、すべて著作権法違反になり、厳重に罰せられます。もしそういうケースが露見した場合は、大学としても対応せざるを得ません。くれぐれも気をつけてください。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | イントロダクション | 授業の方針を理解する |
第2回 | メディアとはなにか | メディアの概念の理解 |
第3回 | マスメディアの歴史とインターネット革命 | マスメディアとインターネットの関係についての理解 |
第4回 | だれでもメディア時代 | 誰もがメディアになる時代についての理解 |
第5回 | メディアとビジネス メディアと広告 | メディアのビジネスの中核たる広告業と課金についての理解 |
第6回 | メディアと科学と技術の関係 | AIなどメディアを変える最新技術に対する理解 |
第7回 | NPOと科学とジャーナリズム | NPOの活動におけるメディアでの発信の重要性についての理解 |
第8回 | 科学ジャーナリズムとは何か | 科学ジャーナリズムの社会的意義についての理解 |
第9回 | 技術ジャーナリズムとは何か | 技術ジャーナリズムについての理解 |
第10回 | 科学技術の事故と報道 | 科学技術に関する報道についての理解 |
第11回 | 科学者とメディア | 科学者の情報発信における責任についての理解 |
第12回 | 大学とメディア | 大学のブランディグとメディア発信のあり方についての理解 |
第13回 | 編集とはなにか? | 「編集」という概念と「編集」の技術についての理解 |
第14回 | まとめ | 科学とメディアとジャーナリズムについての理解 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
特に使用しない。
『メディア論』(マーシャル・マクルーハン』ほか多数
授業参加度(出席および毎回の課題達成)70点 最終レポート 30点
特になし
この科目は、人数超過の場合には抽選を実施します。初回の授業に必ず出席するようにしてください。