本講義では戦後の日本外交の歴史を、とりわけ安全保障問題に焦点を当てて考察する。
各回では、それぞれ日米同盟、米軍基地、自衛隊、集団的自衛権、武器輸出、領土問題をテーマとして扱う。
教員による講義のみならず受講者との討議をつうじて当該テーマの「何が問題なのか」、「何をめぐる対立なのか」、「解決策はあるのか」等の問題を考えていく。
本講義を履修することで、受講者は戦後日本外交の論点を理解し、批判的に思考する能力を修得する。
日本外交、安全保障政策、日米関係
✔ 専門力 | 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
本講義は教員による講義と受講者間の討議を通じて構成される。よって、受講者は教科書の該当箇所を事前に熟読しておかなければならない。
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | ガイダンス | 外交とはなにか?日本における戦後とはなにか? |
第2回 | 日米同盟 | 日米同盟の歴史と課題を理解する |
第3回 | 米軍基地 | 米軍基地の歴史と課題を理解する |
第4回 | 自衛隊 | 自衛隊の歴史と課題を理解する |
第5回 | 集団的自衛権 | 集団的自衛権となにか?課題を理解する |
第6回 | 武器輸出 | 「武器輸出」めぐる歴史と課題を理解する |
第7回 | 期末試験 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
佐藤史郎、川名晋史(他編)『日本外交の論点』(法律文化社、2018年)
必要に応じて配布する
討議への貢献(40%)、期末試験(60%)
事前に身につけているべき知識はない。
shinji.kawana[at]ila.titech.ac.jp
メールで事前予約すること。
4/14(水)は、授業は実施しません。
この授業の実施日は、4/21(水)、4/28(水)、5/12(水)、5/19(水)、5/26(水)、6/2(水)、6/9(水)の全7回です。