東工大100~300番台の教養科目をはじめとする学部時代に培った「読む・書く・聞く」能力を土台に,リーダーシップを理解・醸成するための科目である.
現代では,成功体験やマニュアルは必ずしも有効ではなく,リーダーとフォロワーの双方向的なコミュニケーションが必要である.リーダーシップのあり方は今後も激変することが予想される.そこで,将来的にもリーダーシップとして有効なスキルについて考える.また,必要なコミュニケーションとして,対面型のスキル(プレゼンテーション・ファシリテーション),非対面型のスキル(読む・書く・添削)を修得していくことを目指す.
リーダーシップ,特に支援型リーダーシップ,について理解する.
リーダーシップを発揮するのに有効な手法を実践・体験し,グループワークを通して理解する.
ディスカッション、ファシリテーション、ピアレビュー、プレゼンテーション、合意形成
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
毎回の授業の前半でその回の活動を解説します。後半で、その日の内容に関する演習に取り組んでもらいます。その日の活動を理解してから授業に臨んでください。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 1. イントロダクション,自己紹介,相互インタビュー,遅刻の影響について考える,リーダーとリーダーシップの違い | 授業で行う活動の理解、リーダーシップについての基礎的理解 |
第2回 | ワールドカフェを用いてリーダーシップについて対話する | リーダーシップについて理解 |
第3回 | 合意形成ゲームを通して合意形成を学ぶ | 合意形成ゲームの実施と失点シートの完成 |
第4回 | チームでの発想支援の体験:発散型と収束型 | ブレインストーミングとKJ法の理解,自習のテキスト分担紹介のためのレジュメ作成 |
第5回 | リーダーシップに関するテキストの分担紹介:ジグソー形式の理解 | ジグソー形式の理解,今後必要とされるリーダーシップについてレポート作成(1200文字程度) |
第6回 | 最終レポートのピアレビュー | 最終レポート改訂版(1200文字程度)の作成,それに基づいた紙のプレゼン1枚作成 |
第7回 | プレゼンテーション,全体の振り返り | ホームグループでのプレゼン,最終レポート提出 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
授業時に新書を指定する予定です.
指定なし
毎回授業参加への取り組み,振り返りシートをコミットメント点合計60点,合意形成についてのレポート20点,最終レポート20点.学会での欠席については追加の課題を課さない(コミットメント点はつかない).ただし,学会出席などによる欠席時にはレポート提出によってコミットメント点の半分程度を上限に与え,課題提出の遅延については考慮する.2回以上欠席したものには単位は与えない.
履修の条件を設けないが,人数制限を行う.
ryosukenishida【@】gmail.com(【】を削除して連絡してください)