2021年度 人文学系ゼミ(参加と協働と至福の場づくり)導入1   Seminar on Humanities(Facilitating dialogue, collaboration, and bliss)Introduction 1

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開講元
文系教養科目
担当教員名
中野 民夫 
授業形態
演習     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
LAH.H152
単位数
2
開講年度
2021年度
開講クォーター
1-2Q
シラバス更新日
2021年3月19日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

「参加と協働と至福」をテーマに少人数で学び合うコミュニティを創りたい。前期(1・2Q)は屋久島での集中合宿をめざす。大岡山でのオリエンと予習の2回の授業の後は、8月23日から25日に、世界自然遺産の屋久島で2泊3日の合宿(現地集合・解散)を行う。自然体験や仲間との対話を重ね、人と人・自然・自分自身とのつながりを取り戻す。ねらいは、自然科学を学ぶ学生が、生の自然に触れて自然の理を学び、自分たちが地球の子どもたちであることを思い出すこと。各自の研究と生活を通して持続可能な未来を築いていく拠り所になるだろう。
7月末時点のコロナ感染状況で屋久島合宿が難しい場合は、大岡山で同様の趣旨のワークショップを実施する。

到達目標

屋久島での自然体験を通じ、自分たちが自然の循環の一部であることを体感を通して思い出す。
準備期間を含め、仲間を知り、多様な仲間との協働作業を通して、自分自身への理解も深める。
場は皆で作るもの。居心地がよく率直で楽しい対話がはずむ学び合いの場をファシリテートできる。
(コロナの状況で大岡山で実施の場合は、自然の要素が減るので社会の要素を加え、人と人・自然・自分自身・社会とつながりを取り戻す。)

実務経験のある教員等による授業科目等

該当する 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容)
教員は、30年以上屋久島に通っている。立教大学院で屋久島集中講義を約10年間実施したり、忙しい社会人が立ち止まって自分自身を見つめるマインドフル・リトリートなど、多くの人々を屋久島に案内してきた。拠点となる学び舎「本然庵」も建てた。これまでの経験を活かし、東工大生にも豊かな大自然を体験し、星空を眺め、火を前に仲間と深く語り合い、料理をともに作り、楽しく深く学び合う時間を体験してほしい。

キーワード

屋久島。自然体験。つながりを取り戻す。共同生活。学び合う場。持続可能性(サステナビリティ)、マインドフルネス

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

初の試みなので受講生と相談しながら詳細を決めていく。初回オリエンテーションで概要を説明し受講生を確定する。2回目の授業で、手分けして屋久島のことを調べてきたものを発表共有し、準備を進める。本番は、8月23日に屋久島の空港か港に集合し、尾之間の施設本然庵を拠点に25日(水)夕方まで集中して行う。現地までの交通費や食事代などの実費は各自負担。8人限定。自然を体験し、料理を交代で作り、焚き火を囲んで語り合い、仲間と生活体験を共にしながら、自分自身を見つめ直す機会になるだろう。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 H152は主に1年生、LAH.H252(2年生)、LAH.H354(3年生)、LAH.H356(4年生)の合同で行う。異学年の交流は意義深い。 定員は8名。多い場合は抽選。 4月にオリエン、5月19日と7月14日に事前学習会、8月屋久島3日間で行う。 オリエンテーション:2021年4月14日(水)14:20〜16:00(5-6限)@中野研究室(西9号館東棟808)かzoomにて。zoomの場合は、12:35〜14:15で。 (直前にメールで確認のこと) その後、5月19日と7月14日(5-6限)に屋久島事前学習会(予定) 夏の屋久島本番は、8月23日(月)現地集合、25日(水)夕方現地解散。前後に余裕のあるスケジュールが望ましい。 コロナの状況で合宿は難しい場合は、同じ日程で大岡山での集中講義(ワークショップ)に切り替える。(7月末に決定) 手分けして屋久島の自然について調べ、まとめる。 自分の人生を振り返り、自己紹介にもなる「私の物語」を書いて持ち寄る。 その他、人が集う場を、交代でファシリテートする。

教科書

特に指定しない

参考書、講義資料等

中野民夫著『学び合う場のつくり方』(岩波書店)、
中野民夫著『ワークショップ』(岩波新書)、
『楽しいみんなの修行』(春秋社)、
その他の資料は随時配布する。

成績評価の基準及び方法

オリエン、事前学習会、集中本番3日間への積極的なフル参加(宿題含む)80%、最終レポート20%
(グループワークの妨げになるので、一部参加は認められない。)

関連する科目

  • LAH.H252 : 人文学系ゼミ(参加と協働と至福の場づくり)1
  • LAH.H354 : 人文学系ゼミ(参加と協働と至福の場づくり)3
  • LAH.H356 : 人文学系ゼミ(参加と協働と至福の場づくり)5

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

自然や生態系、環境問題、サステナビリティなどに関心があること。野外での体験や料理など生活体験に多少の経験と興味があること。他者に関心があり、3日間の集団生活を楽しめること。

その他

前期(1・2Q)のゼミは、過去と変わっています。過去に受講した方の受講も歓迎します。
コロナ感染状況が改善し、今年は屋久島で実施できることを祈っています。
もし合宿が無理な場合は、大岡山で楽しく深い「つながりを取り戻すワークショップ」を実施します。
履修希望者は、必ず早めにメールをください。オリエンの場所かzoomを直前にお伝えします。

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