2021年度 科学技術倫理C   Ethics in Engineering C

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開講元
文系教養科目
担当教員名
眞嶋 俊造 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月5-6(H103)  木5-6(H103)  
クラス
-
科目コード
LAH.T305
単位数
2
開講年度
2021年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2021年3月19日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

科学技術と社会・環境との関係を多面的に考察し、現代の高度科学技術社会における科学者・技術者として重視すべき価値を共有する必要性を理解する。科目全体を通して、「やってはならない」ことを強調する予防倫理だけでなく、科学者・技術者として「何ができるのか」を考える志向倫理を重視する。また、倫理的科学者・技術者が、社会の福利に貢献するだけではなく、自らの「よく生きること(well-being)」を高めることができることを理解する。加えて、組織において科学者・技術者がいかに行動すべきかを具体的な事例をとおして検討する。 責任ある研究・開発活動も、本科目の重要な要素である。

到達目標

本科目を履修することで、受講者は以下の目標を達成する。
1) 科学技術が社会・環境に正負両面で大きな影響を与えることを理解でき、説明できる。
2) 研究倫理について理解し、説明できる。
3) 科学者・技術者として重視すべき価値について理解し、これらを共有しようとする態度を持つことができる。
4) 責任ある研究活動とは何かについて理解し、研究者として重視すべき価値を共有できる。

キーワード

科学技術と社会、科学者、技術者、倫理、研究倫理、予防倫理と志向倫理、よく生きること、責任ある研究活動

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

本科目では、講義による知識の習得・理解だけではなく、グループディスカッション等を通したアクティブ・ラーニングを行う。従って、講義への出席、諸活動への参加が不可欠である。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 はじめに 授業時に指定した文献を通読し、まとめる。
第2回 倫理とは 授業時に指定した文献を読み、まとめる。
第3回 研究倫理とは 教科書セクションIを読み、まとめる。
第4回 責任ある研究活動とは 教科書セクションIIを読み、まとめる。
第5回 研究計画を立てる 教科書セクションIIIを読み、まとめる。
第6回 研究を進める 教科書セクションIVを読み、まとめる。
第7回 研究成果を発表する 教科書セクションVを読み、まとめる。
第8回 共同研究をどう進めるか 教科書セクションVIを読み、まとめる。
第9回 研究費を適切に使用する 教科書セクションVIIを読み、まとめる。
第10回 科学研究の質の向上に寄与するために 教科書セクションVIIIを読み、まとめる。
第11回 社会の発展のために 授業時に指定した文献を通読し、まとめる。
第12回 問題解決型研究倫理(1) 授業時に指定した文献を通読し、まとめる。
第13回 問題解決型研究倫理(2) Watch the role-playing e-learning video 'The Lab' and summarize the events in the story.
第14回 まとめ 最終レポート執筆の準備を行う。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

日本学術振興会、『科学の健全な発展のためにー誠実な科学者の心得ー』(丸善、2015年)

参考書、講義資料等

第1回目の講義で指示する。

成績評価の基準及び方法

授業への参加は評価の前提とし、毎回の課題(60%)と最終レポート(40%)の達成度によって評価を行う。

関連する科目

  • LAH.T105 : 科学技術倫理A
  • LAH.T206 : 科学技術倫理B

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特に定めない.

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