2021年度 技術史B   History of Technology B

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開講元
文系教養科目
担当教員名
詫間 直樹 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月1-2(H112)  木1-2(S622)  
クラス
-
科目コード
LAH.T203
単位数
2
開講年度
2021年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2021年7月8日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

もともと互いに独立していた科学と技術が歴史とともに融合していくプロセスを議論し、科学技術の特質を明らかにする。また、20世紀の産業社会がどのように歴史的に形成されたかを知ることで、21世紀の科学技術のあるべき姿を考えるための基礎を得る。

到達目標

1) 科学、技術、科学技術という言葉の違いについての概要を自分の言葉で述べられるようにする。
2) 科学技術の歴史がどのように展開してきたのか,その流れをイメージできるようになること。
3) 科学技術が社会の中でどのように作動しているのか、そのおおよそのしくみを理解できるようになること

キーワード

科学、技術、科学技術、科学革命、産業革命、第二次産業革命、企業内研究所、アメリカンシステム、フォードシステム。

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

スライドを使って講義形式で授業を進める。授業の終わりに、授業の内容に関するリアクションペーパーを作成してもらう。
(現時点で、月曜日はリアルタイム・オンライン授業、木曜日はオンデマンド授業の予定であるが、今後変更になる可能性がある。初回授業の直前にOCWiで履修者に連絡する。)

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 オリエンテーションとイントロダクション この科目を登録するかの決定、 「科学」「技術」「科学技術」の簡単な定義と由来
第2回 古代ギリシャ・ローマの科学と技術 古代ギリシャ人による自然現象の探求と、古代ローマ人の実用重視の傾向を理解する。
第3回 中世の科学・技術(1)(主に中世前半) 西欧における農業生産の拡大、都市の発達、イスラムの科学・技術、12世紀ルネサンス、などを例に文明と科学・技術の関係を理解する。
第4回 中世の科学・技術(2)(主に中世後半) 火薬、鉄砲、製紙、活版印刷など、今日にも影響を与えている諸技術について、その発明と発達の様子を見る。
第5回 科学革命への先駆け― 地動説の発達 地動説の発達を支えた観測技術、および研究者たちの異様な努力を知る。
第6回 科学革命と科学の制度化 英国王立協会や仏科学アカデミーなど科学の制度化とその思想的背景を理解する。また、ニュートンによる力学の確立を簡単にふりかえる。
第7回 産業革命の始まり 産業革命の発端が、蒸気機関の導入ではなく、木綿工業における生産性の飛躍的向上であることを理解する。
第8回 産業革命の他産業への波及 木綿工業における紡績・織布工程の生産革命が、他の産業部門(動力、漂白剤、製鉄業、鉄道、工作機械、など)の発達を促進した経緯を理解する。
第9回 産業革命のイギリス以外の国々への波及 産業革命が仏・独・米・日などへの国々へ波及していく過程を追い、産業革命と国家形成が共進化する様子を把握する。
第10回 科学の専門職業化 研究・教育で生計をたてることのできる科学者が大量に出現した経緯を、独・仏・米・日本における大学や高等教育機関の整備と併わせて理解する。
第11回 第二次産業革命 科学知識をベースとするに産業革命の特徴を理解する。
第12回 戦争と科学・技術 二つの世界大戦における科学者・技術者の動員体制の形成と既得権益発生の様子を見る。
第13回 大量生産方式 アメリカンシステム、科学的管理方法、フォードとGMの生産方式、トヨタのカンバン方式、全自動無人工場など、大量生産の過去の具体例を学び、未来の生産方式を考える際の基礎とする。
第14回 イノベーションのリニアモデルとノンリニアモデル 第二次世界大戦後に定着した科学やイノベーションのリニアモデルと、それが見直されていった過程について理解を深める。
第15回 期末試験 これまでの講義を復習し、重要と思われ事項について、A4用紙表裏に手書きで書き込んだメモを作成せよ。それを試験会場に持ち込むこと許可する。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

教科書は指定しない。

参考書、講義資料等

オリジナルコンテンツをスライド(Power Point)を用いて解説をしていくが、その電子ファイルをOCWiにアップロードする。参考文献の情報は、スライドに適宜記す。

成績評価の基準及び方法

授業の終了後に作成するリアクションペーパー 30%、中間レポート 20%、期末試験 50%。

関連する科目

  • LAH.T103 : 技術史A
  • LAH.T303 : 技術史C
  • LAH.T102 : 科学史A
  • LAH.T202 : 科学史B

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

高校の世界史の基本知識

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