この講義では、「人」から歴史学を考えます。
歴史を紡ぎだしているのは「人」です。
美術史・考古学・文学・思想史の視点にも触れながら、「人」にこだわって、分析していきます。
1)「人」から歴史を考えるとは、どのようなことなのか理解する。
2)多角的なものの見方を身に付ける。
肖像画、大奥、武士道、殉死、切腹、赤穂事件
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
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授業計画 | 課題 | |
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第1回 | ガイダンス ―歴史の学び方 | 「歴史の学び方」を理解する。 |
第2回 | 「人」から歴史を考える。 | 「人物史」の手法を学ぶ。 |
第3回 | 顔 ① | 肖像画に描かれている人物はだれなのか、分析する。 |
第4回 | 顔 ② | 歴史上の人物の真実の顔はどこまで明らかにできるのか、考える。 |
第5回 | 歴史にみる女性たち① ―大奥の女性たち(1) | 江戸城の「大奥」の仕組みを理解する。 |
第6回 | 歴史にみる女性たち② ―大奥の女性たち(2) | 働く女性の一生を考える。 |
第7回 | 歴史にみる女性たち③ ―文学にみる女性たち | 井原西鶴の作品から、結婚・離婚について考える。 |
第8回 | 歴史にみる男性たち① ―武士の死生観を考える(1) | 殉死とは何か、考える。 |
第9回 | 歴史にみる男性たち② ―赤穂事件を考える(1) | 「赤穂事件」の真実を知る。 |
第10回 | 歴史にみる男性たち③ ―赤穂事件を考える(2) | 歴史とフィクションの関係について、考える。 |
第11回 | 歴史にみる男性たち④ ―武士の死生観を考える(2) | 切腹とは何か、考える。 |
第12回 | 歴史にみる男性たち⑤ ―近世人の死生観 | 刑罰の実態を理解する。 |
第13回 | 歴史にみる男性たち⑥ ―武士の真実 | 武士の実態を探る。 |
第14回 | 総括 | 歴史を生きる「人」について考える。 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
指定しない。
1)山本博文『歴史をつかむ技法』新潮社、ISBN:978-4106105418
2)山本博文『歴史の勉強法』、PHP研究所、ISBN:978-4569836775
3)講義資料は授業中に配布する。
配点は、期末レポート(60%)、小レポート(40%)
履修の条件を設けない。