2021年度 哲学B   Philosophy B

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開講元
文系教養科目
担当教員名
山本 貴光 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火5-6(H111)  金5-6(H111)  
クラス
-
科目コード
LAH.H201
単位数
2
開講年度
2021年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2021年3月19日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

「哲学」と呼ばれる学問は、発端となった古代ギリシアから数えても、2500年以上の歴史を持ちます。その長い歴史のなかで、哲学ではさまざまな問題が検討されてきました。

例えば、現在でも科学哲学、数学哲学、生物哲学、神経哲学、言語哲学、法哲学、音楽哲学、歴史哲学、人工知能の哲学など、いろいろな「Xの哲学」(Xには任意の対象が入ります)が行われているところです。そこでは例えば、「脳と心はどう関係しているのか」「知能とはなんだろうか」「生命とはなにか」「美しいとはどういうことか」「幸せとはどういう状態か」といった問題が探究されています。

この講義では、哲学の歴史を大きく辿り、百学が連環する様子を見ながら、いくつかの具体的な問題に注目してみます。

到達目標

この講義では、受講者が次のことをできるようになることを目標とします。

1) 哲学という営みがどのようなものかを理解できる。また、誰かに説明できるようになる。
2) 哲学の歴史のなかで、どのような問いが提示され、検討されてきたかを理解する。
3) 以上を参考にして、自分でも問いを立てられるようになる。

キーワード

哲学、哲学史、問い、百学連環、人文学

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

スライドを使った講義形式を中心として、学生のみなさんからの質問や意見があれば随時応じます

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 プロローグ――講義概要の説明 この講義では何をするのか、どんなふうに臨めばよいかを理解する
第2回 哲学について考える 哲学とはどのような営みか、その歴史はどのようなものかを理解する
第3回 問題篇:心と脳はどう関係しているか――心と神経の哲学 心脳問題を理解する
第4回 歴史篇:古代哲学 哲学のはじまりでは、どのような問いが提示されたかを理解する
第5回 問題篇:文学はなにをしているか――創作の哲学 文学を例に哲学は何をなしうるかを理解する
第6回 歴史篇:中世哲学 ヨーロッパの中世において哲学は何を問題としたかを理解する
第7回 問題篇:人はなにを知ることができるのか――科学の哲学 科学を例に哲学は何をなしうるかを理解する
第8回 歴史篇:近代哲学 ヨーロッパの近代において哲学は何を問題としたかを理解する
第9回 問題篇:人はなぜ遊ぶのか――遊戯の哲学 遊びを例に哲学は何をなしうるかを理解する
第10回 歴史篇:現代哲学1 現代において哲学は何を問題としたかを理解する
第11回 問題篇:言語とはなんなのか――言語の哲学 言語を例に哲学は何をなしうるかを理解する
第12回 歴史篇:現代哲学2 現代において哲学は何を問題としたかを理解する
第13回 問題篇:人工知能はつくれるか――計算機の哲学 人工知能を例に哲学は何をなしうるかを理解する
第14回 歴史篇:日本の哲学 日本における哲学の展開を理解する
第15回 エピローグ――全体をふりかえる ここまでの講義をふりかえる

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

必要に応じて資料を配付します

参考書、講義資料等

講義内で随時紹介します

成績評価の基準及び方法

期末レポート70%、中間ミニレポート20%、講義への貢献(発言・質問など)10%

関連する科目

  • LAH.H101 : 哲学A
  • LAH.H301 : 哲学C
  • LAH.S432 : 文系エッセンス36:哲学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

予備知識は必要ありません

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