2020年度 文系エッセンス1:人間力を育む   Essence of Humanities and Social Sciences1:Toward Our True Nature

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開講元
文系教養科目
担当教員名
中野 民夫 
授業形態
講義    (Zoom)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
水3-4(H101)  
クラス
-
科目コード
LAH.S401
単位数
1
開講年度
2020年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2020年9月18日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

*今年はオンライン授業。授業の趣旨は変わらないが、zoomのブレイクアウト機能で小グループでの対話を実現するなど、新時代に即した展開を試みる。パソコン、videoはオン(顔を出す)での受講が基本になる。
本講義は、専門に加えて広く人間性・社会性を養い大きな志を育もうとするリベラルアーツ教育の一環として、現代社会の様々な課題に貢献できる「人間力」の基礎を習得することを目指す。具体的には、SDGs(持続可能な開発目標)、対話と協働、プレゼンテーションとファシリテーション、マインドフルネス、自分の研究を専門外の人にわかりやすく説明する、などを、できるだけ参加体験型で学び合う。
 本講義のねらいは、受講生が、幅広い人間性や社会性を養い、これからの世界に貢献する大きな志とトータルな人間力を育むことにある。

到達目標

本講義を履修することで、受講生は以下の能力を修得する。
1)現代の社会人に求められる基礎力、SDGs(持続可能な開発目標)の概要、対話と協働に必要なこと、などを理解する。
2)創造的な対話と協働、プレゼンテーションとファシリテーションなどを、実践的に体験を通して学ぶ。
3)今ここのありのままに気づくマインドフルネスの基礎を体得する。

実務経験のある教員等による授業科目等

該当する 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容)
教員は、30年の広告会社勤務、25年のワークショップのファシリテーター(進行促進役)、学生時代からのヨガや瞑想体験、などをもとに、持続可能性が世界の共通課題になっている現代に、多様な専門を目指す学生が、世界で起きていることを知り、協働・共創を楽しめ、自分を大事にしながら他者も大切にできる「人間力」を養うことを目指している。新型コロナウィルス感染予防で、人と人が生身で集まりにくくなった時代に、zoomを活用してオンラインでの双方向のコミュニケーションにチャレンジする。

キーワード

人間力、社会人基礎力、SDGs(持続可能な開発目標)、対話、協働、プレゼンテーション、ファシリテーション、マインドフルネス

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

zoomを活用したオンライン授業。スマホではなく、パソコンでの受講を想定している。
一方的な知識伝達ではなく、参加や体験を重視した参加型授業で進める。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 zoomの接続確認、使い方。 オリエンテーション:「人間力を育む」の概要、SDGs入門 体験のふりかえり。SDGsについて調べる。
第2回 zoomでワールドカフェ風対話:対話のワークショップ 体験のふりかえり。
第3回 創造的なダイアローグと協働(コラボレーション)の魅力と難しさ 今ここのありのままに気づくマインドフルネス入門 体験のふりかえり。
第4回 相互インタビューと他己紹介:偏見なくお互いのことを理解する 体験のふりかえり。インタビュー記事の仕上げ。
第5回 参加と協働を育むファシリテーションの基礎スキル 体験のふりかえり。15-20分プレゼンの準備
第6回 プレゼンテーション(自分の専門を専門外の人に説明)とグループワークのファシリテーション実習 体験のふりかえり。最終レポートを書く。
第7回 総復習ワールドカフェ:各自の最終レポートを元に話し合う 全プロセスをふりかえり、日々に活かす。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特になし。必要な資料は随時配布する。

参考書、講義資料等

中野民夫『みんなの楽しい修行』(春秋社、2014、 ISBN978-4-393-33338-9)
中野民夫『学び合う場のつくり方』(岩波書店、2017)

成績評価の基準及び方法

積極的な授業への参加(毎回の宿題、グループワーク、フィードバックを含む)70%、最終課題とレポート30%

関連する科目

  • 特になし

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

今年はzoomを活用したオンライン授業。ブレイクアウト機能で少人数グループを多用するので、パソコンでvideo-onで顔を出して受講すること。
他者や世界への興味・関心。新しい物事への好奇心。遅刻はグループワークの妨げになるので認めない。

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