*今年はオンライン授業。授業の趣旨は変わらないが、zoomのブレイクアウト機能で小グループでの対話を実現するなど、新時代に即した展開を試みる。パソコン、videoはオン(顔を出す)での受講が基本になる。
本講義は、専門に加えて広く人間性・社会性を養い大きな志を育もうとするリベラルアーツ教育の一環として、現代社会の様々な課題に貢献できる「人間力」の基礎を習得することを目指す。具体的には、SDGs(持続可能な開発目標)、対話と協働、プレゼンテーションとファシリテーション、マインドフルネス、自分の研究を専門外の人にわかりやすく説明する、などを、できるだけ参加体験型で学び合う。
本講義のねらいは、受講生が、幅広い人間性や社会性を養い、これからの世界に貢献する大きな志とトータルな人間力を育むことにある。
本講義を履修することで、受講生は以下の能力を修得する。
1)現代の社会人に求められる基礎力、SDGs(持続可能な開発目標)の概要、対話と協働に必要なこと、などを理解する。
2)創造的な対話と協働、プレゼンテーションとファシリテーションなどを、実践的に体験を通して学ぶ。
3)今ここのありのままに気づくマインドフルネスの基礎を体得する。
✔ 該当する | 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容) |
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教員は、30年の広告会社勤務、25年のワークショップのファシリテーター(進行促進役)、学生時代からのヨガや瞑想体験、などをもとに、持続可能性が世界の共通課題になっている現代に、多様な専門を目指す学生が、世界で起きていることを知り、協働・共創を楽しめ、自分を大事にしながら他者も大切にできる「人間力」を養うことを目指している。新型コロナウィルス感染予防で、人と人が生身で集まりにくくなった時代に、zoomを活用してオンラインでの双方向のコミュニケーションにチャレンジする。 |
人間力、社会人基礎力、SDGs(持続可能な開発目標)、対話、協働、プレゼンテーション、ファシリテーション、マインドフルネス
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
zoomを活用したオンライン授業。スマホではなく、パソコンでの受講を想定している。
一方的な知識伝達ではなく、参加や体験を重視した参加型授業で進める。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | zoomの接続確認、使い方。 オリエンテーション:「人間力を育む」の概要、SDGs入門 | 体験のふりかえり。SDGsについて調べる。 |
第2回 | zoomでワールドカフェ風対話:対話のワークショップ | 体験のふりかえり。 |
第3回 | 創造的なダイアローグと協働(コラボレーション)の魅力と難しさ 今ここのありのままに気づくマインドフルネス入門 | 体験のふりかえり。 |
第4回 | 相互インタビューと他己紹介:偏見なくお互いのことを理解する | 体験のふりかえり。インタビュー記事の仕上げ。 |
第5回 | 参加と協働を育むファシリテーションの基礎スキル | 体験のふりかえり。15-20分プレゼンの準備 |
第6回 | プレゼンテーション(自分の専門を専門外の人に説明)とグループワークのファシリテーション実習 | 体験のふりかえり。最終レポートを書く。 |
第7回 | 総復習ワールドカフェ:各自の最終レポートを元に話し合う | 全プロセスをふりかえり、日々に活かす。 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
特になし。必要な資料は随時配布する。
中野民夫『みんなの楽しい修行』(春秋社、2014、 ISBN978-4-393-33338-9)
中野民夫『学び合う場のつくり方』(岩波書店、2017)
積極的な授業への参加(毎回の宿題、グループワーク、フィードバックを含む)70%、最終課題とレポート30%
今年はzoomを活用したオンライン授業。ブレイクアウト機能で少人数グループを多用するので、パソコンでvideo-onで顔を出して受講すること。
他者や世界への興味・関心。新しい物事への好奇心。遅刻はグループワークの妨げになるので認めない。