2020年度 法学(民事法・知財)C   Law (Intellectual Property Law) C

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
文系教養科目
担当教員名
金子 宏直  太田 昌孝  田川 陽一  菅野 智子  井口 加奈子  岡本 守弘  辻河 哲爾  小川 憲久  椙山 敬士  田中 園子  小倉 秀夫  島影 圭佑  土佐 信道 
授業形態
講義    (Zoom)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月5-6(W935)  木5-6(W935)  
クラス
-
科目コード
LAH.S303
単位数
2
開講年度
2020年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2020年9月18日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
アクセスランキング
media

講義紹介動画

LawIPC.mp4 (1分) 

講義の概要とねらい

東京工業大学で知的財産法を体系的に学習することができる唯一の科目である。東工大OBや知的財産実務で活躍する弁護士等の専門家も加わり、基礎的な内容から実践的な内容へのつながりを、民法の財産法から各知的財産権法まで順次学習していく。令和2年度担当予定(金子宏直、菅野智子、井口加奈子、島影圭佑、岡本守弘、辻河哲爾、太田昌孝、田川陽一、小倉秀夫、椙山敬士、小川憲久、田中園子、土佐信道、ほか)。平成27年度までの総合科目「先端科学技術と知的財産権」)の後継科目である。複合領域コース「科学技術と知的財産権コース」科目である。
知的財産を生み出す、デザイン、イノベーション思考、起業を繋ぎ合わせる総合科目である。
研究者、エンジニアを将来のキャリアに予定している学生の方も多いと思われるが、研究や製品開発を行うには多額の資金が必要になる。こうした資金を獲得するために重要な役割を果たすのが知的財産権(特許等)である。発明等により知的財産を作り出すだけでは、資金につなげることができない。特許権などの知的財産権を取得し、それを有効に利用することが必要になる。この知的財産権の取得、利用活用に携わる主な専門職が、弁理士である。東工大の卒業生には多くの弁理士が活躍している。弁理士数(出身校別平成30年統計)によると東京工業大学10名(全260名中)3.8%。科学技術と知的財産権の関係について理解を深め、科学者、技術者として必要な知識を深めるるとともに、弁理士などを目指す学生にも有益な学習の機会を提供することが狙いである。

到達目標

日本の財産法の基礎を理解し、知的財産法(特許法、実用新案法、著作権法、商標法、意匠法)、競争法を鳥瞰的に学と共に、国際関係の中での競争法規制についても学ぶ。
知的財産権の要件、手続、特許権侵害訴訟、著作権侵害訴訟等について学ぶ。
デザイナー、起業家による講義を通じて発明の商品化、サービス化、ブランディングの重要性についても学ぶ。

実務経験のある教員等による授業科目等

該当する 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容)
金子宏直(ソフトウェア権利保護団体嘱託研究員)、菅野智子(特許庁審査官)、井口加奈子(弁護士)、小倉秀夫(弁護士)、小川典久(弁護士)、椙山敬士(弁護士)、岡本守弘(ニューヨーク州弁護士、企業法務部)、辻川哲爾(弁護士、カリフォルニア州弁護士)、島影圭佑(OTTON Glass発明、企業経営者)、田中園子(Solco起業)、土佐信道(明和電機代表、アーティスト)

キーワード

特許 著作権、商標、営業秘密、不正競争防止、意匠

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

知的財産法の基礎的な概念と、具体的な事例について、ディスカッション行いながら理解を深める。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 ガイダンス・財産法基礎 財産権法の基礎を学ぶ
第2回 財産法基礎2+小テスト 知識確認
第3回 特許(ブロックA) 特許出願
第4回 特許訴訟(ブロックA) 特許訴訟
第5回 発明と起業(ブロックA) イノベーション、デザイン
第6回 ライセンス契約(ブロックA) ライセンス
第7回 競争法と知的財産(ブロックB) 競争法と知的財産
第8回 科学者からみた知的財産(ブロックB) 知的財産
第9回 実践的国際ブランド保護(ブロックB) アート、発明、知財保護の実際
第10回 インターネットと不法行為(ブロックB) インターネット
第11回 著作権法詳論1(ブロックC) 著作権事例
第12回 著作権法詳論2(ブロックC) 著作権事例
第13回 ブランドと起業(ブロックC) ブランド
第14回 バイオ研究(ブロックC) バイオ研究

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

『先端科学技術と知的財産権』(文化創造研究所)(大学生協にて購入できる。宅配サービス利用可)

参考書、講義資料等

2020年は、必要に応じて講義資料をOCW-iで配付する。
事例を学習したい学生には、著作権法判例百選(有斐閣)などが役立つ。

成績評価の基準及び方法

小テストとレポート(ブロックA、B、Cごとに各1通の合計3通)の総合評価

関連する科目

  • LAH.S102 : 法学(民事法)A
  • LAH.S202 : 法学(民事法)B
  • LAH.S302 : 法学(民事法)C

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

知的財産権に関する幅広い分野にわたるため、講義には毎回出席するようにして各講義について理解を深めてもらいたい。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

kaneko([at])ila.titech.ac.jp

その他

2020年はZoomとOCW-iを利用した講義
講義の各時間の内容スケジュールの詳細は毎年若干変更になる。(小テスト日程に注意)
>>必ず!履修申告後OCW-iの講義全体の補助資料のスケジュールを確認してほしい(9月更新予定)。(講義内容の順番はシラバスからは若干の変更の場合がある。OCWiの日程が最新の情報になる。)
複合領域コース所属の一橋大学学生が聴講する場合はOCWiが利用できないので、講義情報(レポート提出と講義用ZoomミーティングURL)が連絡できません。履修申告時に連絡担当教員(kaneko (@) ila.titech.ac.jp )までメールで連絡してください。

このページのトップへ