2020年度 統計学B   Statistics B

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開講元
文系教養科目
担当教員名
毛塚 和宏 
授業形態
講義    (Zoom)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月1-2(S011)  木1-2(S011)  
クラス
-
科目コード
LAH.T201
単位数
2
開講年度
2020年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2020年9月18日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

推測統計学とは,得られたサンプルから母集団の特徴を捉えようとする領域であり,社会調査データやビッグデータを適切に扱うためには,必要不可欠である.本講義では,社会科学のトピックを題材として,推測統計学を学ぶ.特に,社会的不平等に焦点を当てる.

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する.
1) 検定・推定の考え方と分析の方法
2) 社会における事象を統計モデルとして捉える方法

キーワード

記述統計,推測統計,確率分布,標本抽出,推定,仮説検定,回帰分析

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

参考書やテキストに従い,統計学・統計分析の基礎を講義する.毎回の授業に小課題を課す.また,期末にテストを課す.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イントロダクションと記述統計学:代表値,散らばり 記述統計,および検定・推定の重要性を理解する.
第2回 不平等を記述する:ジニ係数 不平等を捉える方法を理解する
第3回 親子の学歴・職業の結びつき:移動表 親子間の格差の維持を捉える方法を理解する.
第4回 支持率に一喜一憂する:標準誤差と無作為抽出 標準誤差と無作為抽出の関係を理解する.
第5回 コイントスで行動を表す:離散変数と二項分布 二項分布と確率モデルの構築方法を理解する.
第6回 標本平均をモデル化する:連続変数と正規分布 正規分布と中心極限定理を理解する.
第7回 支持率を(統計的に)読む:点推定と区間推定 推定のロジックを理解する.
第8回 推定値の妥当性:ランダムサンプリングと不偏性 不偏性を理解する.
第9回 仮説を確かめる:統計的検定のロジック 統計的検定のロジックを理解する.
第10回 社会は「下流化」したか:平均の差の検定 平均値の差を検定する方法を理解する.
第11回 親子の学歴・職業の結びつき2:カイ二乗検定 クロス表に対するカイ二乗検定を理解する.
第12回 世界の家事事情:分散分析 分散分析を理解する.
第13回 年齢と年収の関係:相関係数の検定とt検定 相関係数とt検定を理解する.
第14回 年齢と年収の関係2:回帰分析 回帰分析を理解する

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

授業で指示する.

参考書、講義資料等

授業で指示する.

成績評価の基準及び方法

毎回の授業における小課題30%,期末レポート70%で評価する.

関連する科目

  • LAH.T101 : 統計学A
  • LAH.T301 : 統計学C
  • LAH.S434 : 文系エッセンス38:統計学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし.

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

kkezuka[at]ila.titech.ac.jp

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