本講義は、憲法についての基本事項を学ぶ講義である。「憲法とは何か」や立憲主義のような総論的・原理的な事項から、人権保障のあり方や統治機構事項まで、最低限知っておくべき憲法の基本事項を一通りコンパクトに学べる講義である。
本講義の狙いは、憲法の最も基本的で重要な事項について受講者が理解に達することである。また、現実の諸問題と学問との架橋も副次的な狙いとしている。
なお、本講義は教職等で必要になる「憲法」科目に対応するものである。
・憲法総論、人権論、統治機構論の重要知識事項について説明できる。
・憲法総論、人権論、統治機構論の重要論点について論じることができる。
・憲法総論、人権論、統治機構論に関わる現実的諸問題について考察できる。
日本国憲法、立憲主義、人権保障、違憲審査制
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
比較的詳しいプリント(レジュメ)を用いて講義を行う。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 講義の概要 | 講義の概要について理解する |
第2回 | 法とは何か | ・授業前に教科書や配布済みの資料を読み、不明な点をまとめておくこと。 ・授業後に授業を振り返り、必要に応じて参考書なども読みつつ、知識の整理を行うとともに、立場の分かれる論点について自分なりに考察すること。 |
第3回 | 憲法とは何か①:立憲主義 | ・授業前に教科書や配布済みの資料を読み、不明な点をまとめておくこと。 ・授業後に授業を振り返り、必要に応じて参考書なども読みつつ、知識の整理を行うとともに、立場の分かれる論点について自分なりに考察すること。 |
第4回 | 憲法とは何か②:権力分立/憲法尊重擁護義務 | ・授業前に教科書や配布済みの資料を読み、不明な点をまとめておくこと。 ・授業後に授業を振り返り、必要に応じて参考書なども読みつつ、知識の整理を行うとともに、立場の分かれる論点について自分なりに考察すること。 |
第5回 | 個人の尊重と人権保障の原理①:個人の尊重/人権概念/新し人権/人権の分類 | ・授業前に教科書や配布済みの資料を読み、不明な点をまとめておくこと。 ・授業後に授業を振り返り、必要に応じて参考書なども読みつつ、知識の整理を行うとともに、立場の分かれる論点について自分なりに考察すること。 |
第6回 | 個人の尊重と人権保障の原理②:人権の私人間効力 | ・授業前に教科書や配布済みの資料を読み、不明な点をまとめておくこと。 ・授業後に授業を振り返り、必要に応じて参考書なども読みつつ、知識の整理を行うとともに、立場の分かれる論点について自分なりに考察すること。 |
第7回 | 個人の尊重と人権保障の原理③:人権の制限/人権の主体 | ・授業前に教科書や配布済みの資料を読み、不明な点をまとめておくこと。 ・授業後に授業を振り返り、必要に応じて参考書なども読みつつ、知識の整理を行うとともに、立場の分かれる論点について自分なりに考察すること。 |
第8回 | 新しい人権/プライバシー権 | ・授業前に教科書や配布済みの資料を読み、不明な点をまとめておくこと。 ・授業後に授業を振り返り、必要に応じて参考書なども読みつつ、知識の整理を行うとともに、立場の分かれる論点について自分なりに考察すること。 |
第9回 | 法の下の平等 | ・授業前に教科書や配布済みの資料を読み、不明な点をまとめておくこと。 ・授業後に授業を振り返り、必要に応じて参考書なども読みつつ、知識の整理を行うとともに、立場の分かれる論点について自分なりに考察すること。 |
第10回 | 表現の自由 | ・授業前に教科書や配布済みの資料を読み、不明な点をまとめておくこと。 ・授業後に授業を振り返り、必要に応じて参考書なども読みつつ、知識の整理を行うとともに、立場の分かれる論点について自分なりに考察すること。 |
第11回 | 社会権 | ・授業前に教科書や配布済みの資料を読み、不明な点をまとめておくこと。 ・授業後に授業を振り返り、必要に応じて参考書なども読みつつ、知識の整理を行うとともに、立場の分かれる論点について自分なりに考察すること。 |
第12回 | 国民主権と議会制民主主義 | ・授業前に教科書や配布済みの資料を読み、不明な点をまとめておくこと。 ・授業後に授業を振り返り、必要に応じて参考書なども読みつつ、知識の整理を行うとともに、立場の分かれる論点について自分なりに考察すること。 |
第13回 | 平和主義 | ・授業前に教科書や配布済みの資料を読み、不明な点をまとめておくこと。 ・授業後に授業を振り返り、必要に応じて参考書なども読みつつ、知識の整理を行うとともに、立場の分かれる論点について自分なりに考察すること。 |
第14回 | 日本憲法史/憲法改正 | ・授業前に教科書や配布済みの資料を読み、不明な点をまとめておくこと。 ・授業後に授業を振り返り、必要に応じて参考書なども読みつつ、知識の整理を行うとともに、立場の分かれる論点について自分なりに考察すること。 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
なし
参考書は授業中に適宜紹介する。
小テスト40%、レポート60%
特になし