2020年度 教養特論:多文化共生論   Special Lecture :Social and Cultural Diversity

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開講元
文系教養科目
担当教員名
佐藤 礼子 
授業形態
講義    (Zoom)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月5-6(S224)  
クラス
-
科目コード
LAH.H108
単位数
1
開講年度
2020年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2020年9月18日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

多文化化が進む日本の状況を知り、多様性のある社会とは何か、多様な人々が共生するにはどのようなことが求められるか考える。文化・民族・宗教が混在する海外の事例も取り上げて考察する。講義では、異文化間コミュニケーションの概念と方法論を用いたグループワークやディスカッションを行い、異なる背景や文化をもつ人々と対話するコミュニケーション能力を身につけることも目指す。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1) 日本国内における多文化化の現状を理解し、問題を挙げ分析することができる。
2) 多様性理解の態度を身につけ,異なる文化をもつ人々と共生する能力を身につける。

キーワード

多文化、多様性、偏見、コミュニケーション

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

授業の最初にその日のトピックに関する問題提起を行い、個人もしくはグループで内容を検討する。講義やディスカッションを行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 日本社会における多文化化(1)「多文化、共文化」 地域社会の事例について理解し、他の事例について自ら学ぶ。
第2回 日本社会における多文化化(2)「見方を変えるー合理的配慮とは」 障がい者への合理的配慮について日本社会の事例を調べ考える。
第3回 多様性への配慮 − ムスリムフレンドリーを事例として − 日本社会の現状について、自分なりの視点で調査する。
第4回 多民族多宗教国家の事例検討  マレーシア・インドネシアを事例として 多民族多宗教国家の現状や取り組みについて考える。
第5回 偏見の形成と多様性理解 −ゲストスピーカーを招いて− 偏見の形成過程について理解し、自分の事例を思い起こす。
第6回 多言語化とやさしい日本語 やさしい日本語を理解し、書く。
第7回 ワークショップと発表 — 多文化共生に向けて 発表課題を準備する。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

なし。

参考書、講義資料等

講義資料は授業中に配布する。
参考図書:加賀美 常美代 (編著)『多文化共生論 -多様性理解のためのヒントとレッスン』 2013, 明石書店

成績評価の基準及び方法

成績評価は、授業中の演習課題(コメント・グループ発表・ポスター等)と期末レポートにより行う。

関連する科目

  • LAH.H109 : 教養特論:言語と文化
  • LAH.T210 : 言語学B

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

なし。

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