2020年度 コミュニケーション論A   Communication A

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開講元
文系教養科目
担当教員名
中野 民夫 
授業形態
講義    (Zoom)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月5-6(H101)  
クラス
-
科目コード
LAH.H107
単位数
1
開講年度
2020年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2020年9月18日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

*今年はオンライン授業。授業の趣旨は変わらないが、zoomのブレイクアウト機能で小グループでの対話を実現するなど、新しい時代に即したコミュニケーションの展開を試みる。(パソコンでの接続、videoはオンで顔出し、が基本になる。)
「立志プロジェクト」の少人数グループワークの精神を受け継ぎ、人と人との「(生身の)コミュニケーション力」の向上を目指す。人は社会的な存在であり、人と人が一緒に考えたり学んだり創ったりすることは、私たちに必要不可欠であるだけでなく、根源的な歓びに通じる。本講義では、学生の参加・体験・相互作用を大切にするワークショップ型授業で、コミュニケーションについて様々な観点から学び合い、創造的な対話を実践する力の向上を図る。
 ねらいは、議論と創造的な対話の違いを知り、自己紹介、インタビュー、対話、ワークショップ、プレゼンテーションなどの体験を通して、楽しみながらコミュニケーション上手になってもらうこと。
 

到達目標

 本講義を履修することによって、以下の能力を修得する。
1)初対面の人と創造的な対話をすることの楽しさと難しさを理解し、自分から話を広げるきっかけを作れる。
2)良き話し手として明快に表現できるようになるとともに、良き聴き手として話しやすい場の雰囲気を作れる。
3)現代社会に必要な協働(コラボレーション)と共創(コクリエーション)の基礎的な素養が身につく。

実務経験のある教員等による授業科目等

該当する 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容)
教員は、かつて広告会社に30年勤務し、得意先の課題や社会課題をコミュニケーションを通して解決する仕事に携わってきた。また休職留学して、組織開発・組織変革を学び、以後、ワークショップ企画プロデューサーとして、企業・行政・NPO・教育など様々な世界で、参加型の場づくりを実践してきた。そこで培ったファシリテーションスキルを大学の大教室にも活用し、一方的な知識伝達ではない、学生同士の対話と協働を大切にした参加型授業を実践して来た。人が生身で集まりにくい新時代に、zoomで双方向のコミュニケーションにチャレンジする。

キーワード

コミュニケーション、ワークショップ、グループワーク、対話、傾聴、参加型授業

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

今年は、zoomを活用したオンライン授業。教員からの一方的な講義ではなく、受講生が主体とな利、少人数グループに分かれて話し合うなど、参加体験型のワークショップ形式で行う。コミュミケーション力を徐々に向上させていくための、様々な手法を順に体験していく。学生の積極的な参加が不可欠。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 zoomの接続確認、使い方。オリエンテーション。グループワーク体験。少人数グループでの自己紹介など。 良い「自己紹介」について考える
第2回 コミュニケーションの基礎スキル。話し方・聴き方の基本。チェックインと自己紹介。ブレーンストーミング。 お互いに聞きたい項目を検討する。
第3回 相互インタビューと他己紹介:ペアでお互いにインタビューしあい、聞いたことを記事にまとめて、4人組で分かち合ってみる。 インタビュー記事が完成しない場合、書いてくる。
第4回 ワールドカフェ:大人数でも全員参加で話せる対話のワークショップを体験。 大人数での対話のポイントを抽出する。
第5回 プレゼンテーションの基礎:大学でこれから探求したいことなどをテーマに、全員がプレゼンを準備する。KP(紙芝居プレゼン)法の活用。 自分の探求したいテーマを明確にし、簡潔に表現し、プレゼン準備。
第6回 プレゼンテーション:受講生全員が小グループで交代でプレゼンし、フィードバックしあう。 自分のプレゼンテーションをふりかえる。
第7回 ふりかえりワールドカフェ:学んだこと・身についたことの総復習 全体をふりかえり自分のコミュニケーション力の変化を確認する。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特に使用しない。

参考書、講義資料等

『学び合う場のつくり方』(中野民夫著、岩波書店、ISBN-10: 4000248235)
『ワークショップ』(中野民夫著、岩波書店、ISBN4-00-43710-4)、
『ファシリテーション革命』(中野民夫著、岩波書店、ISBN4-00-700069-7)

成績評価の基準及び方法

授業への参加度(毎回の宿題と積極的なフル参加):70%、最終レポート:30%
遅刻や内職、居眠りは参加と認められません。

関連する科目

  • LAH.H207 : コミュニケーション論B

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

zoomを用いて、基本的にビデオはオン(顔出し)で行います。
パソコンでの接続が不可欠。スマホだけでは対応できません。
皆で創る体験型の授業なので、積極的な参加意欲が不可欠です。

その他

授業の内容は変更になる場合があります。

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