2019年度 人間文化論B   Human Studies B

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開講元
文系教養科目
担当教員名
若松 英輔 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月1-2(W9-706)  木1-2(W9-706)  
クラス
-
科目コード
LAH.H216
単位数
2
開講年度
2019年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2019年3月18日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義では、池田晶子の『14歳からの哲学』を精読し、哲学的思惟の基盤と思想的文章力の基盤を整える。

また、本講座では、哲学的表現の奥に潜む意味や思想を個的に認識し、それを他者に伝え、共に普遍性を追究し得る考察力を身につけることを「ねらい」とする。

最終のレポートは、4000字程度の自身にとっての哲学的主題を論じてもらうことになる。真摯な参加意識をもって授業に参加することを望む。

到達目標

本講義を履修することによって、次の能力の習得を目標とする。
1)記号としての言語と意味としての言語の役割を感じ分ける。
2)現代日本哲学を読解する力を身につける。
3)自己の経験、環境、心情を基盤にした言語表現ができる端緒をつかむ。

キーワード

哲学、言葉、心、存在

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

毎回、重要な個所を指摘し、4人程度のグループでの討議や、文章(随想)を書く機会を設けます。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 授業ガイダンス
第2回 池田晶子『14歳からの哲学』 第一章~第三章「考える」 哲学的著作の読解と文章表現力を養う
第3回 池田晶子『14歳からの哲学』 第四章~第五章「言葉」 哲学的著作の読解と文章表現力を養う
第4回 池田晶子『14歳からの哲学』 第六章~第七章「自分とは誰か」「死をどう考えるか」 哲学的著作の読解と文章表現力を養う
第5回 池田晶子『14歳からの哲学』 第八章~第九章「体の見方」「心はどこにあるのか」 哲学的著作の読解と文章表現力を養う
第6回 池田晶子『14歳からの哲学』 第一〇章「他人とは何か」 哲学的著作の読解と文章表現力を養う
第7回 池田晶子『14歳からの哲学』 第十一章~第十二章「家族」「社会」 哲学的著作の読解と文章表現力を養う
第8回 池田晶子『14歳からの哲学』 第十三章~第十四章「規則」「理想と現実」 哲学的著作の読解と文章表現力を養う
第9回 池田晶子『14歳からの哲学』 第十五章~第十六章「友情と愛情」「恋愛と性」 哲学的著作の読解と文章表現力を養う
第10回 池田晶子『14歳からの哲学』 第一七章~第一八章「仕事と生活」「品格と名誉」 哲学的著作の読解と文章表現力を養う
第11回 池田晶子『14歳からの哲学』 第一九章~第二〇章「本物と偽物」「メディアと書物」 哲学的著作の読解と文章表現力を養う
第12回 池田晶子『14歳からの哲学』 第二一章~第二二章「宇宙と科学」 哲学的著作の読解と文章表現力を養う
第13回 池田晶子『14歳からの哲学』 第二三章~第二五章「善悪」「自由」 哲学的著作の読解と文章表現力を養う
第14回 池田晶子『14歳からの哲学』 第二七章~第三〇章「人生の意味」「存在の謎」 哲学的著作の読解と文章表現力を養う
第15回 総括、質疑応答

教科書

池田晶子『14歳からの哲学』(トランスビュー)。講義には必ず、本書を持参すること。

参考書、講義資料等

特になし。

成績評価の基準及び方法

中間レポート(50%)
期末レポート(50%)

関連する科目

  • LAH.H114 : 人間文化論A
  • LAH.H315 : 人間文化論C

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし。

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