2019年度 文系エッセンス37:科学史   Essence of Humanities and Social Sciences37:History of Science

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開講元
文系教養科目
担当教員名
多久和 理実 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
水5-6(B223)  
クラス
-
科目コード
LAH.S433
単位数
1
開講年度
2019年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2019年3月18日
講義資料更新日
2019年6月6日
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義は、科学史を社会の中での科学者の生き方を考えるための実例として提供する。
具体的には、ある歴史上の科学者にスポットライトを当て、その人物についての一次資料(本人が残した著作)、二次資料(伝記や解説)、そして映像作品の抜粋を比較する。それぞれの描写の違いを検討し、科学者の人生や業績が社会の中でどのように受け取られているのかを考える。

到達目標

本科目を履修することによって、以下を習得する。
1) 歴史上の科学者の人生や業績を多面的に捉えることができる。
2) 科学者のあり方について多面的に意見を述べるための基礎知識を身に付ける。

キーワード

科学史 科学哲学 科学者 社会

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

最初に科学者の業績と歴史の流れについての簡単な講義を行い、その後、一次資料、二次資料、映像作品を比較する。資料はグループで音読する。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 ガイダンス アリストテレスと自然 アリストテレスを例に、古代ギリシアの哲学者について知る。
第2回 レオナルド・ダ・ヴィンチと発明 ダ・ヴィンチを例に、ルネサンス期の高等職人について知る。
第3回 ガリレオ・ガリレイと実験 ガリレイを例に、17世紀前半の宮廷付き哲学者について知る。
第4回 アイザック・ニュートンと数学 ニュートンを例に、17世紀後半の数学と大学について知る。
第5回 アントワーヌ・ラヴォアジエと化学 ラヴォアジエを例に、18世紀の化学とアカデミーについて知る。
第6回 マリー・キュリーと放射線 キュリーを例に、19世紀後半の物理学と女性科学者について知る。
第7回 ウォーレス・カロザースと高分子 カロザースを例に、20世紀の企業の中の科学者について知る。
第8回 ジェームズ・ワトソンとDNA ワトソンを例に、20世紀の生物学と競争について知る。

教科書

特になし。

参考書、講義資料等

板倉聖宜、『科学者伝記小事典』、仮説社、2000年。

成績評価の基準及び方法

授業への参加(出席と小レポート)50% 、期末レポート 50%

関連する科目

  • LAH.T102 : 科学史A
  • LAH.T202 : 科学史B
  • LAH.T302 : 科学史C

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

主に日本語の文献と映像資料、一部で英語の映像資料を利用する。
そのため、中級以上の日本語読解力と、初級以上の英語聴解力があることが望ましい。

その他

4月10日(水)は、新入生向けの文系教養科目一斉オリエンテーションを行うため、授業は実施しません。
なおこのオリエンテーションは新入生向けのため、修士2年生以上の学生は参加する必要はありません。
授業の初回は4月17日(水)です。

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