2019年度 文系エッセンス32:平和学   Essence of Humanities and Social Sciences32: Peace Studies

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開講元
文系教養科目
担当教員名
波照間 陽 
授業形態
講義
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
LAH.S506
単位数
1
開講年度
2019年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2019年11月5日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

本講義は、平和学の基礎的概念を基に平和への糸口を探る。従来の戦争や紛争を対象とする平和学のみならず平和への諸課題を幅広く扱う。課題として最初は農業、環境、人間生態学から出発し、農業・産業革命と資本主義から階級社会や環境、土地、食糧問題について議論する。次いで、現代における地球温暖化と北極のごみ問題、東南アジア地域における紛争、日本に見る環境問題など多岐にわたる事例を紹介し、多様な観点から平和について考える機会を設ける。また、タイの貧困削減政策や日本のODA事業を例に問題解決方法の実践的アプローチについて議論する。更に、問題の明確化や改善方法に有効なシステム・シンキングおよびシステム・アプローチについて言及する。
 本講義のねらいは、学際的な視点と考察によって平和への道を養うことである。それは、学生一人一人が身近で具体的な問題を多角的に認識し、その解決に向けて考察し、実践していくことによって、平和な社会を構築する能力を養うことである。また、世界のさまざまな地域が経験してきた出来事や現在抱える課題等を学際的議論を通して、平和達成の道を一歩進めることである。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
(1)平和学の基礎的概念を説明できる。
(2)過去に起きた、あるいは現在起きている問題について、システム論的考察ができる。
(3)国際社会の事象に関心を持ち、平和学の観点から問題点を学際的に指摘できる。
(4)講義で取得した情報や知識を用いて、問題の改善・解決方法について発表し議論や提案ができる。

キーワード

平和、人間と環境、学際的視点、システム・シンキング、システム・アプローチ、国際関係

学生が身につける力

国際的教養力 コミュニケーション力 専門力 課題設定力 実践力または解決力
-

授業の進め方

本講義は、集中講義の形式で以下の通り実施する。
2月10日:第1回(5-6限)、第2回(7-8限)
2月12日:第3回(5-6限)、第4回(7-8限)
2月13日:第5回(5-6限)、第6回(7-8限)
2月14日:第7回(5-6限)、第8回(7-8限)
 講義はアクティブ・ラーニングの手法を用い、1日の講義の半分は講義、残り半分はグループ毎のディスカッションとその発表を予定している。毎回の授業で出席を取る。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イントロダクション:平和について考える 平和に関する学問的・学際的視点、システム・アプローチを理解する。農業・産業革命から環境問題や階級社会の起源について学ぶ。
第2回 事例から考える:ヒューマン・プラネット(Rivers, Grasslands, Mountains, Oceans) 異なる環境に生きる人々の暮らしと、自然の恵みやリスクから平和を考える。
第3回 事例から考える:地球温暖化と北極 地球温暖化と北極のごみ問題から、物事の複雑な相互関係を理解する。
第4回 事例から考える:東南アジアの紛争の歴史 カンボジア内戦、ベトナム戦争を事例に、紛争の複雑さを理解する。
第5回 事例から考える:タイの貧困対策と日本のODA タイの「足るを知る経済政策」と貧困削減、日本のODA事業などから問題解決について学ぶ。
第6回 事例から考える:都市化と過疎化 東北タイの農村研究の事例から、都市化が田舎にもたらす様々な影響(経済、文化、家族、世帯構成など)について考える。
第7回 事例から考える:日本の環境、農業問題 日本の経済成長を事例に環境、食糧問題を考える。
第8回 まとめ:平和をつくるためには? 現在や未来の課題を発表し、それを元に議論を展開する。

教科書

指定なし。授業の中で必要に応じて参考資料等を紹介する。

参考書、講義資料等

指定なし。講義資料はOCW-iにアップする。

成績評価の基準及び方法

口頭発表(40%)、個人もしくはチームでの討論参加(40%)、期末レポート(20%)。全出席および全エクササイズ履修が原則である。遅刻やグループ・ワークに参加しなかった場合は不合格とすることがある。

関連する科目

  • LAH.S426 : 文系エッセンス26:国際関係論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修条件は特に設けない。

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