2019年度 文系エッセンス24:社会思想史 2   Essence of Humanities and Social Sciences24:History of Social Thought 2

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開講元
文系教養科目
担当教員名
畑中 健二 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
水5-6(W541)  
クラス
2
科目コード
LAH.S502
単位数
1
開講年度
2019年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2019年3月19日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義では、社会思想史上のトピックについて考察と議論を行う。
本年度は日本近世・近代のユートピアを取り上げ、それを通して当時の人々の想像力と文化的・社会的背景を総合的に把握する。

到達目標

本講義では以下を目指す。
1)ユートピア思想を生み出した社会的・文化的時代背景を理解し、それを説明できるようになる。
2)資料の読解・考察・ディスカッションなどを通して、文化・思想史研究の方法を実践的に学ぶ。

キーワード

ユートピア、思想史

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

プリントを配布しての講義形式。スライドやビデオも活用する。また、講義内容に関連し、テーマを定めて少人数によるグループ・ディスカッションを課すこともある。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イントロダクション:ユートピアへのアプローチ
第2回 ムスメ:1888年、ゴッホ、「ムスメ」を描く ピエール・ロティ『お菊さん』(1887)
第3回 倫理:1920(大正 9)年、和辻哲郎、主観の立場を批判する 和辻哲郎『倫理学』(1937)
第4回 レポートのピアレビューとディスカッション1 第一レポートのピアレビューと改訂
第5回 ユートピアとディストピア
第6回 文化生活:1924(大正13)年、譲治、奈緒美とのシンプルライフに憧れる 谷崎潤一郎『痴人の愛』(1925)
第7回 大和:1932(昭和7)年、保田與重郎、日本文化の故郷として大和を讃える 保田與重郎『戴冠詩人の御一人者』(1938)
第8回 レポートのピアレビューとディスカッション2 第二レポートのピアレビューと改訂

教科書

プリント配布

参考書、講義資料等

参考文献は講義の中で随時紹介する。

成績評価の基準及び方法

第一レポート: 40%、第二レポート(期末): 60%
二回のレポート提出を必須とし、その内容によって評価する。詳細は初回授業で説明する。

関連する科目

  • LAH.H307 : 教養特論:日本思想史
  • LAH.S420 : 文系エッセンス20:西洋思想

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

なし

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

hatter[at]ila.titech.ac.jp

オフィスアワー

随時

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