2019年度 東工大立志プロジェクト 再履修   Tokyo Tech Visionary Project 再履修

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開講元
文系教養科目
担当教員名
谷岡 健彦 
授業形態
講義 / 演習     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
再履修
科目コード
LAH.C101
単位数
2
開講年度
2019年度
開講クォーター
3-4Q
シラバス更新日
2019年9月26日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

 新入生全員の大学生活のスタートとなる科目である(初回は9月28日(土)の1/2限、西3号館412教室)。
 東工大の教育は、世界をリードし、変革していく人材を生みだしていくことを目標としている。そのためには自分の専門分野の知識や能力だけではなく、広く世界を知ること、そして深く自分自身を知ることが必要である。
 現代世界に存在するいかなる問題にチャレンジし、どのような問題意識を持って、自分の中の隠された可能性を開花させ、具体的に行動していくのか。科目名にもあるようにひとりひとりがいかなる「志」を立てて進んでいくのかが問われている。
 本講義は講堂での大人数講義と少人数クラスでの演習を有機的に組み合わせながら、世界が抱える問題を知り、仲間との協働の中で自分も活かし仲間も活かすような場作りを学び、大学での今後の学びにつながる展望を得ていく。大人数講義では、各界で活躍するゲストスピーカーの話を聴き、いま社会で何が起きているのか、知的世界で何が問われているのかを知る。少人数クラスの演習では、グループワークを通じて自発的に考え、問題を発見し、他者と合意形成するためのスキルを修得する。演習の最終回では、各グループで立てたテーマをめぐってプレゼンテーションをおこなう。また書評執筆のワークショップを通じて、本の読み方を身につけ、本に対する批評眼を涵養する。
 本講義は、リベラルアーツ教育のコア学修科目のひとつであり、そのスタート地点に位置づけられる。本講義の後に様々な分野の講義を履修し、3年次での「教養卒論」でひとりひとりの成果を総括するに至る東工大のリベラルアーツ教育は、各自の目標に向かって志を立てるプロジュエクトとしてとらえることができるだろう。そのプロジェクトの出発点として、そこに必須の知的潜在力を掘り起こし、社会的視野を広げること、そして学びに必要なコミュニケーションとプレゼンテーションのスキルを高めることが本講義のねらいである。

到達目標

本講義を履修することによって以下の能力を修得する。
1)与えられた問いに答えることではなく、社会的視野から問題を発見する。
2)グループワークを通じて、他者とともに考え、表現する楽しみを知る。
3)プレゼンテーションを通じて、自分の考えを表現する。
4)書評の執筆を通じて、本の読み方をおぼえ、本に対する批評眼を持つ。

キーワード

立志、リベラルアーツ、教養、グループワーク、コミュニケーション、プレゼンテーション、書評

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義と演習を交互におこなう。各講義後、履修者各自にリアクションペーパの記入を求める。少人数クラスでは、対話を中心とするグループワークをおこなう。最終回には、グループワークの成果としてプレゼンテーションを実施する(受講者の数によって、授業の進め方を変更することもありうる)。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 講義(1):授業ガイダンス/教養とは何か 講義の概要と目的を理解する。 講義後、その内容をまとめたうえで、自分の印象を述べられるようにしておく。
第2回 演習(1):グループワーク入門/自己紹介 授業前に、他者を受容して自己を表現できるように心の扉を開いておく。 授業までに、講義(2)の「ふりかえりノート」を書いてくる。
第3回 講義(2):他者と関わる 講義後、その内容をまとめたうえで、自分の印象を述べられるようにしておく。
第4回 演習(2):グループワーク―講義(2)にもとづくダイアローグ 授業までに、講義(2)の「ふりかえりノート」を書いてくる。
第5回 講義(3):社会的・批判的思考、当事者性 講義後、その内容をまとめたうえで、自分の印象を述べられるようにしておく。
第6回 演習(3):グループワーク―講義(3)にもとづくダイアローグ 授業までに、講義(3)の「ふりかえりノート」を書いてくる。
第7回 講義(4):哲学的思考、〈私〉とは何か 講義後、その内容を要約したうえで、自分の考えを述べられるようにしておく。
第8回 演習(4):グループワーク―講義(4)にもとづくダイアローグ 授業までに、講義(4)の「ふりかえりノート」を書いてくる。
第9回 演習(5):書評ワークショップ 授業までに、書評課題図書リストから本を選んで読み、書評の下書きを書いてくる。
第10回 講義(5):芸術 講義後、その内容を要約したうえで、自分の考えを述べられるようにしておく。
第11回 演習(6):グループワーク―講義(5)にもとづくダイアローグ/プレゼンテーションに向けた作業 授業までに、講義(5)の「ふりかえりノート」を書いてくる。
第12回 講義(6):宗教、ボランティア 講義後、その内容を要約したうえで、自分の考えを述べられるようにしておく。
第13回 演習(7):グループワーク―講義(6)にもとづくダイアローグ/プレゼンテーションに向けた作業 授業までに、講義(6)の「ふりかえりノート」を書いてくる。
第14回 講義(7):大学での学びについて プレゼンテーションに向けた準備を各小グループでおこなう。
第15回 演習(8):プレゼンテーション 授業までに、プレゼンテーションのためのレジュメを用意してくる。

教科書

東工大立志プロジェクトガイドブック

参考書、講義資料等

授業に使う資料等は授業中に配布する。

成績評価の基準及び方法

講義を踏まえたリアクションペーパー、グループワークへの貢献、プレゼンテーション、書評課題を総合的に評価し、合/否を判定する。

関連する科目

  • LAH.C301 : 教養卒論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

tanioka[at]ila.titech.ac.jp

オフィスアワー

メールで予約する。
研究室は西3号館10階1008号室。

その他

授業内容は、履修者の人数により変更となることがありうる。受講希望者は授業のオリエンテーションを行なう9月28日(土)の第1回に休まず出席すること(開催場所は西3号館412教室)。

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