科学技術と社会・環境との関係を歴史的・多面的に考察し、現代の高度科学技術社会における科学者・技術者として重視すべき価値を共有する必要性を理解する。科学者・技術者が直面する可能性のある倫理問題を疑似体験し、倫理的意思決定の手法を学ぶ。科目全体を通して、「やってはならない」ことを強調する予防倫理だけでなく、科学者・技術者として「何ができるのか」を考える志向倫理を重視する。また、倫理的科学者・技術者が、社会の福利に貢献するだけではなく、自らの「よく生きること(well-being)」を高めることができることを理解する。加えて、組織において科学者・技術者がいかに行動すべきかを具体的な事例をとおして検討する。
本セミナーに参加することにより、履修者は以下のような能力・資質を獲得する。
1) 「よく生きる(well-being)」ことについてに多角的に考察する手法について説明できる。
2)「よく生きる(well-being)」に関する最新の知見を、科学的根拠を示しながら、説明できる。
3)「よく生きる(well-being)」を高めるための介入方法を科学的な根拠を示しながら説明できるとともに、自ら実践できる。
「よく生きる」こと、幸せ、ポジティブ心理学、「幸福の経済学」、脳神経科学、ポジティブ教育、組織改革
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
調査課題については、参加学生の興味関心に基づき、協議の上定める。 それらの課題について、各自調査を進め、その成果を発表し、クラス全体で討論する。ゼミの開催日時などについても、受講学生との協議の上、決定する。受講希望学生は、各クォーターの第1週目に、担当教員に電子メールなどで連絡すること。(fudano.j.aa@m.titech.ac.jp)
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 受講学生の関心および既習事項に基づき、初回の講義で決定する。 | 自らの関心について発表できるように準備すること。 |
特に定めないが、基本文献を含め、可能な限り、広範囲に文献にあたる。 基本文献などについては、初回の講義で文献リストを配布して、解説する。
特に定めないが、基本文献を含め、可能な限り、広範囲に文献にあたる。 基本文献などについては、初回の講義で文献リストを配布して、解説する。
セミナーへの貢献度 50%
提出課題 30%
その他 20%
特に定めないが、well-beingについて真摯な関心を持つこと。受講希望学生は、各クォーターの第1週目に、担当教員に電子メールなどで連絡すること。(fudano.j.aa@m.titech.ac.jp)