2019年度 教養先端科目2   Path-Breaking Liberal Arts Courses2

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
文系教養科目
担当教員名
安納 真理子  薩摩 竜郎  永岑 光恵  弓山 達也  須田 和裕  中島 岳志 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
土1-4(隔週開講)  
クラス
-
科目コード
LAH.C612
単位数
1
開講年度
2019年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2019年10月7日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

 東京工業大学大学院博士後期課程の学生が身につけるべき「教養」とは何か? 世界最高水準の理工系の研究を行うには、自らの専門分野に限定されない幅広い知識、他分野の研究の意義を理解し吸収・活用する応用力や創造性、多様な人材と交流し「知」のネットワークを広げる柔軟性や学際性が必要である。本科目の履修者は、こうした博士後期課程学生に必要な「教養」を身に付けるために、講演会・少人数グループワーク・発表会を経験する。
本科目のねらいは、履修者が先端的・学際的な研究動向に目を向けながら、異分野の研究者と協力して、博士後期課程全体の「知の交流」を促進する場を創造するところにある。
教養先端科目の全ては、使用言語が日本語か英語かに係わらず同一形式で運用される。
留学生も履修できる。
学内の異なる学問分野の学生、留学生との英語等のコミュニケーションも必要になる。

到達目標

本科目の履修を通じて、学生は以下の能力を身に付ける。
1)博士後期課程学生が身に付けるべき「教養」とは何かを考え、ビジョンを持つことができる。
2)学際的・先端的なテーマに基づく専門家の講演会を理解し、役立てることができる。
3)異なる学問分野、留学生とのグループワークにおいて英語等のコミュニケーションを行う。
4)学会のポスターセッション・スタイルで、グループワークの成果を発表できる。
5)これらを通じて、研究者としてのリーダーシップ・学際性・コミュニケーション力を身に付ける。 

キーワード

先端的・学際的教養

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

履修者数は教養先端科目5と合わせて最大280名。履修制限をする場合がある(履修条件およびその他を参照)。
ほぼ隔週土曜の第1・2時限と第3・4時限連続で授業を行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 第一回講義日第1・2時限第3・4時限連続 イントロダクション 参加者の相互理解の確立 授業の趣旨の理解
第2回 第二回講義日第1・2時限第3・4時限連続 テーマ提案とグループ作成 ペアによるテーマの提案とグループ作成
第3回 第三回講義日第1・2時限第3・4時限連続 グループワーク グループで決めたテーマについてミニシンポジウムでのポスターセッションの内容を議論する
第4回 第四回講義日第1・2時限第3・4時限連続 ミニシンポジウム グループによるポスター発表、ミニシンポ字有無における講演聴講と選抜グループによる個別報告

教科書

特に指定しない

参考書、講義資料等

特に指定しない

成績評価の基準及び方法

授業への参加度、レポート等で評価する。

関連する科目

  • LAH.C601 : 学生プロデュース科目1
  • LAH.C602 : 学生プロデュース科目2
  • LAH.C603 : 学生プロデュース科目3
  • LAH.C604 : 学生プロデュース科目4
  • LAH.C611 : 教養先端科目1
  • LAH.C613 : 教養先端科目3
  • LAH.C614 : 教養先端科目4
  • LAH.C615 : 教養先端科目5
  • LAH.C616 : 教養先端科目6

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

2019年10月5日までに履修登録すること。履修制限する場合には、抽選結果はメールにて連絡する。人数制限の必要がない場合は、メール連絡はしない。リベラルアーツ研究教育院WEBの情報を必ず確認すること。
[http://bunkei.ila.titech.ac.jp/600PG_guide.html]
授業に熱心にコミットすること。演習科目のため授業時間外の活動にも関われること。
授業期間中の土曜午前に実施されている博士文系教養科目は、通常、90分授業(2020年からは100分授業になる予定)2つを1回とする全4回の授業で構成されています。初回から第2回にかけてグループ分けと講義を行い、第2回と第3回にグループワークと講義、第4回に発表会とミニシンポジウムを行います。受講生による発表とグループワークが中心の科目ですので、4回すべてに参加できるQの科目を選んで履修してください。各科目の授業日および欠席の扱いは「その他」で確認してください。

その他

博士後期課程学生は、学生プロデュース科目1から8教養先端科目1から6のうち、いずれか2つを履修する必要がある。
講義日は2019年10月5日、10月19日、11月2日、11月16日を予定。
ただし以下の点に注意すること。
学生プロデュース科目,教養先端科目は,できる限り博士後期課程1年目に履修することを強く推奨する。各Qの学生プロデュース科目と教養先端科目の履修は,学年を問わず,全学年を合計した履修申告者数により制限する。

学生プロデュース科目5から8、教養先端科目4から6は、同一Qに開講される学生プロデュース科目と教養先端科目を博士後期課程1年と2年で履修する場合のために設けられている科目である。全く別内容の科目が新設されるのではない。

4回すべてに参加できるQの科目を選んで履修してください。ただし、不参加(遅刻、早退を含む)の事情が当該Qの開始後に生じた場合には、全4回のうち1回に限り授業への不参加を認めます。不参加が2回以上になった場合には単位は認定されません。

第1回、第2回、第3回のうち1回が不参加となった場合には、不参加の受講生自身が不参加の事情を授業担当教員に連絡した上で、グループメンバーと調整して、授業時間外にグループワークに貢献し、講義内容について自習を行なってください。これらが行われない場合には単位は認定されません。第4回が不参加となった場合には、不参加の受講生自身が不参加の事情を授業担当教員に連絡した上で、授業担当教員が指示する内容、形式、締め切りでレポートを提出してください。内容は、①当科目における自身のグループの活動に関するもの(詳細は下記を参照)と、②当科目における他のグループの活動に関するもの(詳細は下記を参照)です。形式については、A4用紙で5ページ程度、使用言語は英語とします。締め切りは、第4回の授業終了後1週間以内です。これらが行われない場合には単位は認定されません。

記:第4回不参加の際のレポートの内容

① 不参加の受講生は、授業担当教員が提示する質問に答える形で、自身のグループのポスターについてのレポートをA4用紙2ページ程度で作成してください。同じグループに複数の不参加者がいる場合には、協力して1つのレポートを作成してください。提出版はグループ内で1つだけ作成し、不参加の受講生それぞれが(同一のレポートを)授業担当教員宛に提出してください。グループのメンバー全員が不参加だった場合には、グループのメンバー全員で協力して1つのレポートを作成し、メンバーそれぞれが(同一のレポートを)授業担当教員宛に提出してください。提出されたレポートはグループ内の他の(授業に参加した)メンバーに渡します。
② 不参加の受講生は、授業担当教員が指定する他の3つのグループのポスターについてのレビューを作成して提出してください。レビューは、1つのポスターにつきA4用紙1ページ程度で、そのポスターのサマリーとそのポスターに対する質問を3つ、および、ポスターの改善提案で構成してください。他の3つのグループのポスターに対するレビュー全体でA4用紙3ページ以内とします。提出されたレビューは当該のグループに渡します。

このページのトップへ