2019年度 科学史B   History of Science B

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開講元
文系教養科目
担当教員名
多久和 理実 
授業形態
講義
メディア利用
 
曜日・時限(講義室)
月1-2(H112)  木1-2(H112)  
クラス
-
科目コード
LAH.T202
単位数
2
開講年度
2019年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2019年3月18日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義は、特に科学者の業績と人生に注目しながら古代から19世紀までの科学の歴史をたどる。
具体的には、ある歴史上の科学者にスポットライトを当て、時代背景を解説した上で映像作品を鑑賞し、本人が残した著作の日本語訳を読む。ガリレオ・ガリレイの『天文対話』(1632年)、アイザック・ニュートンの『自然哲学の数学的諸原理』(1687年)など、その時代の自然観を変えた名著を実際に読みながら、科学者の業績や人生が社会の中でどのように受け取られているのかを考える。

到達目標

本科目を履修することによって、以下を習得する。
1) 科学および科学活動の起源と変遷について知る。
2) 現在の起源として過去を見るのか、その時代に価値が置かれていたものを見るのか、歴史の描き方について意見を持つ。

キーワード

科学史 科学哲学 科学者 物理学 化学 数学

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

最初に科学者の業績と歴史の流れについての簡単な講義を行い、その後、一次資料と映像作品を比較する。
資料はグループで音読する。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 ガイダンス 「科学者」たちの歴史を学ぶにあたって 科学史がどのような学問であるのかを知る。
第2回 「プラトンは友である、されど真理はより偉大な友である」 アリストテレスを例に、古代ギリシアの哲学について知る。
第3回 「幾何学に王道なし」 エウクレイデスを例に、古代ギリシアの数学について知る。
第4回 「哲学は神学の侍女」 アキナスを例に、中世のスコラ哲学について知る。
第5回 「ゆっくり急げ」 メディチ家を例に、ルネサンス期の学芸のパトロンについて知る。
第6回 「神が許す範囲で真理を探究する」 コペルニクスを例に、16世紀の宇宙論について知る。
第7回 「それでも地球は動いている」 ガリレイとケプラーを例に、17世紀の宇宙論について知る。
第8回 「宇宙は数学の言葉で書かれている」 ガリレイを例に、17世紀の理論と実験の関係について知る。
第9回 「時計職人としての神」 デカルトを例に、17世紀の機械論哲学について知る。
第10回 「自然を拷問にかける」 ベーコンを例に、17世紀の学会の誕生について知る。
第11回 「巨人の肩にのって」 ニュートンを例に、17世紀の学術雑誌と論叢について知る。
第12回 「神は言った、ニュートンあれ」 ニュートンを例に、18世紀のニュートン主義について知る。
第13回 「人間知識の系統図」 ダランベールを例に、18世紀の啓蒙思想について知る。
第14回 「教える自由」と「学ぶ自由」 フンボルトを例に、19世紀の大学改革について知る。
第15回 「哲学者ではなく科学者」 ヒューエルを例に、19世紀の科学者という職業の誕生について知る。

教科書

特になし。

参考書、講義資料等

古川安、『科学の社会史』、ちくま学芸文庫、2018年。
参考文献は講義中に紹介する。

成績評価の基準及び方法

授業への参加(出席と小レポート)50%、中間レポート 20%、期末テスト 30%

関連する科目

  • LAH.T102 : 科学史A
  • LAH.T302 : 科学史C
  • LAH.T103 : 技術史A
  • LAH.T203 : 技術史B
  • LAH.T303 : 技術史C

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

主に日本語の文献と映像資料、一部で英語の映像資料を利用する。
そのため、中級以上の日本語読解力と、初級以上の英語聴解力があることが望ましい。

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