2018年度 人間文化論B   Human Studies B

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
文系教養科目
担当教員名
若松 英輔 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月1-2(W9-706)  木1-2(W9-706)  
クラス
-
科目コード
LAH.H216
単位数
2
開講年度
2018年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2018年5月21日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

本講義では、古今東西の絵画、音楽、彫刻などさまざまな分野の芸術家たちの言葉を読みながら、文化の生成において、「美」のはたらきとちからが、どのような役割を担ってきたかを考察する。
また、本講座では、芸術的表現の奥に潜む意味や思想を個的に認識し、それを他者に伝え、共に普遍性を追究し得る考察力を身につけることを「ねらい」とする。

到達目標

本講義を履修することによって、次の能力の習得を目標とする。
1)美の言語的表現の意味と役割を考える。
2)言葉を通じた美の世界を味わい、その意味を考察することができる。
3)自己の経験、環境、心情を基盤にした美の言語表現ができる端緒をつかむ。

キーワード

文学、芸術、人間、文化

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

毎回、詩歌、あるいは詩論などの文章を引用し、講義を進めます。適宜、文章(随想)を書く機会を設けます。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 授業ガイダンス 言葉の多様性を考える
第2回 美とは何か 岡倉天心の言葉 美の「はたらき」とは何かを考える
第3回 画家 ゴッホの言葉 画家という生き方を考える
第4回 画家 岸田劉生の言葉 存在と世界との関係を考える
第5回 画家 東山魁夷の言葉 象徴と世界との関係を考える
第6回 画家 シャガールの言葉 絵画という物語を味わう
第7回 音楽家 モーツァルトの言葉 音から見た世界を考える
第8回 音楽家 ベートヴェンの言葉 「音想」とは何かを考える
第9回 美の形而上学 柳宗悦の言葉 美の哲学とは何かを考える
第10回 陶芸家 濱田庄司・河井寛次郎の言葉 器の意味を考える
第11回 板画家 棟方志功の言葉 「板画」の意味を考える
第12回 彫刻家 ロダンの言葉 生命とかたちの関係を考える
第13回 彫刻家 高村光太郎の言葉 彫刻と詩の関係を考える
第14回 彫刻家 舟越保武の言葉 彫刻における「聖なるもの」を考える
第15回 総括、質疑応答

教科書

教科書は特に指定しない。精読する作品については適宜授業でコピーを配布する。

参考書、講義資料等

特になし。

成績評価の基準及び方法

中間レポート(50%)
期末レポート(50%)

関連する科目

  • LAH.H114 : 人間文化論A

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし。

このページのトップへ