2018年度 文系エッセンス34:表象文化論   Essence of Humanities and Social Sciences34:Studies of Culture and Representation

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開講元
文系教養科目
担当教員名
北村 匡平 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
水3-4(G221)  
クラス
-
科目コード
LAH.S430
単位数
1
開講年度
2018年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2018年7月30日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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media

講義の概要とねらい

近代において、それぞれが独立したものとして存在してたメディアは、現代のデジタルメディア技術時代にあって、もはや区別できないほど融合し、私たちは「ポストメディウム」と称される時代に生きている。だが、こうしたメディア環境は、現代特有の条件であり、かつては諸メディアが、独自の映像文化を担っていた。本授業では、19世紀から21世紀における映像文化において、メディア技術が表象する映像と人びとがどのような関係をもってきたのかを探究する。
 本講義のねらいは、私たちを取り囲むさまざまなメディアの歴史がもつ個別の文脈を理解し、現代の映像文化について歴史的な視点から思考する態度を身につけることである

到達目標

本講義を履修することで以下のような能力を習得する。
①19世紀以降のメディア史を理解し、他者に説明することができる
②メディア技術と人間の関係を歴史的に捉えることができる

キーワード

メディウム、視覚文化、写真、映画、テレビ、スター、アイドル、アニメーション、パソコン

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

各セッションで、講義、発表(教科書から指定された範囲)、ディスカッションを組み合わせて進める。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 コースの概要とイントロダクション 近代のメディア文化を理解する
第2回 テクノロジーとしての写真 メディウムとしての写真を歴史的に理解する
第3回 テクノロジーとしての映画 メディウムとしての映画を歴史的に理解する
第4回 テクノロジーとしてのテレビ メディウムとしての映画を歴史的に理解する
第5回 映画スターという視聴覚メディア文化 映画スターと観客の関係を探究する
第6回 アイドルという視聴覚メディア文化 アイドルと視聴者の関係を探究する
第7回 アニメーションという視聴覚メディア文化 アニメーション原理と文化を理解する
第8回 テクノロジーとしてのパソコン SNSコミュニケーションについて考える

教科書

長谷正人(編)『映像文化の社会学』(有斐閣、2016年)

参考書、講義資料等

長谷正人『映画というテクノロジー経験』(青弓社、2010年)
北村匡平『スター女優の文化社会学――戦後日本が欲望した聖女と魔女』(作品社、2017年)
西兼志『アイドル/メディア論講義』(東京大学出版会、2017年)
土居伸彰『21世紀のアニメーションがわかる本』(フィルムアート社、2017年)

成績評価の基準及び方法

授業への参加度(20%)、課題発表(40%)、期末レポート(40%)

関連する科目

  • LAH.H113 : 表象文化論A
  • LAH.H215 : 表象文化論B
  • LAH.H314 : 表象文化論C

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

kitamura.k.af[at]m.titech.ac.jp

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