2018年度 経済学C   Economics C

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開講元
文系教養科目
担当教員名
内藤 克幸 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月3-4(W521)  木3-4(W521)  
クラス
-
科目コード
LAH.S310
単位数
2
開講年度
2018年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2018年7月19日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

"本講義では基本的な動学的マクロ経済モデル、特に世代重複モデルを解説する。
ほとんどの国で世代間所得移転政策が実施されている。例えば、賦課方式の年金制度では若年世代から老年世代への所得再分配が行われることになる。これらの政策は世代間での利害対立を引き起こし、また経済活動に対して重大な影響を及ぼしている。本講義では、経済政策の厳密な分析手法の修得を目標として授業を進める。"

到達目標

"以下の2点を目標とする。
1)基本的な世代重複モデルの構造を理解する。
2)修得したモデルを応用することで様々な経済政策を分析できる。"

キーワード

世代重複モデル、マクロ経済学、ミクロ経済学、経済政策

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義形式

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 数学準備 経済学に必要な数学を理解する
第2回 消費者の選好と効用 消費者の選好と効用を理解する
第3回 効用最大化問題 効用最大化問題を理解する
第4回 需要関数 需要関数を理解する
第5回 Pareto効率性 Pareto効率性を理解する
第6回 競争均衡 競争均衡を理解する
第7回 厚生経済学の基本定理 厚生経済学の基本定理を理解する
第8回 2期間モデルの基本構造 2期間モデルの基本構造を理解する
第9回 2期間モデルにおける競争均衡のPareto効率性 2期間モデルにおける競争均衡のPareto効率性を理解する
第10回 Ricardoの中立命題 Ricardoの中立命題を理解する
第11回 世代重複モデルの基本構造 世代重複モデルの基本構造を理解する
第12回 世代重複モデルにおける競争均衡 世代重複モデルにおける競争均衡を理解する
第13回 世代重複モデルにおける競争均衡のPareto効率性 世代重複モデルにおける競争均衡のPareto効率性を理解する
第14回 年金 年金の経済効果を理解する
第15回 公債発行 公債発行の経済効果を理解する

教科書

講義資料を配布する。

参考書、講義資料等

"McCandless, G. and N. Wallace. 1992. Introduction to Dynamic Macroeconomic Theory: An Overlapping Generations Approach. Harvard University Press. (川又・國府田・酒井・前多共訳(1994)『動学マクロ経済学 世代重複モデルによる分析』創文社 )
de la Croix, D. and P. Michel. 2002. A Theory of Economic Growth: Dynamics and Policy in Overlapping Generations. Cambridge University Press. "

成績評価の基準及び方法

期末試験90%、問題演習10%

関連する科目

  • 経済学A
  • 経済学B

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

基礎的なミクロ経済学及びマクロ経済学を修得していることが望ましい。

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