2018年度 芸術C   Arts C, Esthetics C

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開講元
文系教養科目
担当教員名
伊藤 亜紗 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火7-8(W631)  金7-8(W631)  
クラス
-
科目コード
LAH.H302
単位数
2
開講年度
2018年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2018年3月20日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

 本講義は、科学技術を用いたさまざまなアート表現を学びながら、実際に自分の作品の制作を行います。制作のテーマは「ドラえもんのひみつの道具を実装する」。アートを手段として、社会に問いを投げかける方法と可能性を学びます。
 本講義のねらいは、三つあります。一つめは、科学技術を用いたさまざまなアートに親しむこと。二つ目は、技術の進歩が身体観や倫理観に与える影響について理解すること。三つめは、アート作品の制作を経験することです。

到達目標

本講義を履修することによって以下の能力を修得することを目指します。
1)科学技術研究にいきるアート的な発想力や創造性を身につける
2)自分の感覚的な印象を、分析的かつ総合的に言葉にすることができる
3)他者との議論を通じて、作品を多角的にとらえることができる

キーワード

アート、身体、メディアアート、バイオアート、バーチャルリアリティ、人工知能、障害、ワークショップ

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義、作品の制作あるいは立案、グループワークを組みあわせて行います。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 ガイダンス 講義の意図を説明できる
第2回 問いかける(1) スペキュラティブデザインの考え方について説明できる
第3回 問いかける(2) バイオアートとは何か説明できる
第4回 問いかける(3) 人間の未来のあり方について議論する
第5回 問いかける(4) 社会に介入するアートについて説明できる
第6回 リサーチとディスカッション 作品のコアコンセプトを固める
第7回 問いかける(5) 社会に介入するアートについて説明できる
第8回 異なる視点(1) 視覚障害者の見方を知る
第9回 作品プラン発表 課題に対して自分なりのコンセプトを立て、お互いに講評する
第10回 異なる視点(2) さまざまな障害を持つ人がどのように身体と関わっているかを知る
第11回 異なる視点(3) さまざまな障害を持つ人がどのように身体と関わっているかを知る
第12回 実感する(1) バーチャルリアリティ技術が与える影響を説明できる
第13回 実感する(2) バーチャルリアリティ技術が与える影響を説明できる
第14回 作品の発表と講評(1) 作品を発表して、お互いに講評する
第15回 作品の発表と講評(2) 課題に対して自分なりのコンセプトを立て、お互いに講評する

教科書

教科書は指定しません。授業で扱う作品の画像は、事前にOCW-iにアップします。

参考書、講義資料等

伊藤亜紗『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)

成績評価の基準及び方法

課題および作品制作70%、授業への貢献度30%、

関連する科目

  • LAH.H102 : 芸術A
  • LAH.H202 : 芸術B
  • LAH.H254 : 人文学系ゼミ(創造と思考のレッスン)1
  • LAH.H255 : 人文学系ゼミ(創造と思考のレッスン)2
  • LAH.H358 : 人文学系ゼミ(創造と思考のレッスン)3
  • LAH.H359 : 人文学系ゼミ(創造と思考のレッスン)4
  • LAH.H360 : 人文学系ゼミ(創造と思考のレッスン)5
  • LAH.H361 : 人文学系ゼミ(創造と思考のレッスン)6

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

ito.a.ah[at]m.titech.ac.jp

オフィスアワー

メールで事前予約すること。居室は西9号館913号室。

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