2018年度 教養特論:現代社会の課題とコミュニケーション   Special Lecture : Social Issues and Communication

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開講元
文系教養科目
担当教員名
岡田 庄生 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月5-6(H101)  
クラス
-
科目コード
LAH.S108
単位数
1
開講年度
2018年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2018年3月20日
講義資料更新日
2018年11月5日
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講座は、株式会社博報堂の現役社員のリレー講座形式で行われる。地域創生や食の問題など、現代社会を取り巻く様々な課題をアイデアやコミュニケーションで解決している具体的な最新事例を扱う。
 授業形式は、講師からの一方的な解説ではなく、グループディスカッションや質疑応答を通じて、様々な視点や知識を講師が提供する。なぜなら、主体性や協調性を高めることが、現代社会の課題を解決する上で益々重要になってくるからである。
 本講座のねらいは、現代社会の課題に取り組む上で重要な3つの力、すなわち ①問いを立てる力 ②構想を描く力 ③行動を創る力 を身につける事である。この3つの力を知ることで、今後どのような課題に対応するときでも、自分なりに課題を探り、ビジョンを描き、実践へと踏み出すための思考の基礎となる事が期待される。
 (株式会社博報堂は国内2位の大手広告会社で、広告コミュニケーション領域を中心に企業や社会の課題解決を行っている。2005年に流行語大賞にも選ばれた環境省「クールビズ」キャンペーンなど、様々な現代社会の課題解決の実績を持つ)

到達目標

本講座を履修することによって、以下の能力を取得する
1)問いを立てる力:自分自身の生活の中での気付きが社会の課題が繋がっていることに気が付く
2)構想を描く力:課題を解決するために、関係者を巻き込むための魅力的なビジョン(言葉やデザイン)の重要性を知る
3)行動を創る力:解決に向けた持続的な動きを作るために、人々が参加したくなるような仕組みやアイデアを作る

キーワード

グループワーク、コミュニケーション、アイデア、課題解決、社会課題

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

一つのテーマにつき2回、を基本に進めます。4名程度の博報堂現役社員が講師をつとめる予定です。授業形態は各講師によって変わりますが、講義とグループワークを織り交ぜた授業形式とします。(ケースは変更になる可能性があります)

【注意】この授業は出席に加え、毎回のグループワークに参加することが必須となる「演習型」授業です。積極的な発言が求められますので、十分注意してください。授業形式の説明を行う一回目のガイダンスに出席してください。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 授業ガイダンス、現代社会の課題とコミュニケーションについて 国内外事例の紹介(博報堂の事例を含む) 現代社会の課題をコミュニケーションで解決している事例とその背景を知る
第2回 問いを立てる力(1) 生活洞察とは何か 自分自身の日々の暮らしの中の気づきをもとに問いを立てる「生活洞察」の手法を学ぶ
第3回 問いを立てる力(2) 生活洞察ワークショップ 自分自身の日々の暮らしの中の気づきをもとに問いを立てる「生活洞察」の手法を学ぶ
第4回 構想を描く力(1) フードロスキャンペーンのケース 身近な食問題を通じて、世界規模の課題を考える
第5回 構想を描く力(2) ワークショップ 魅力的なビジョンの作り方について考える
第6回 行動を創る力(1) 地域活性化のケース 課題先進国といわれる日本の各地の課題解決アイデアを考える
第7回 行動を創る力(2) ワークショップ 生活者の行動を作るアイデアや仕組みについて考える
第8回 課題レポートの発表 各自が作成した課題レポートをグループ内で発表し、相互フィードバックを行う

教科書

主体的な参加を重視するため、教科書は指定しない。

参考書、講義資料等

特になし。必要に応じて資料をOCW-iにアップする。

成績評価の基準及び方法

1.毎回の授業及びグループでの発言及び参加度(50%)
2.授業を通じて習得した知識を活用して、自身が気になる社会課題を一つ取り上げ、その解決策をレポートにまとめる(50%)

関連する科目

  • LAH.H107 : コミュニケーション論A
  • LAH.C101 : 東工大立志プロジェクト

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

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