H30年度 政治学A   Political Science A

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開講元
文系教養科目
担当教員名
中島 岳志 
授業形態
講義
曜日・時限(講義室)
月5-6(H121)  
クラス
-
科目コード
LAH.S103
単位数
1
開講年度
H30年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
H30年8月7日
講義資料更新日
H30年12月24日
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義は現代日本におけるナショナリズム問題について考察する。まずナショナリズム論の最前線の議論を講義し、その後、具体的な現象について映像・音楽・マンガなどを使用しながら解説する。ポイントは「不安型ナショナリズム」。社会が流動化し、安定的な社会基盤が失われる中、なぜナショナリズムが歪な形で勃興するのかを考える。さらに「不安型ナショナリズム」現象と連動するセカイ系アニメの分析、秋葉原事件のような無差別殺傷事件の分析を通じて、現代の不安を性質を内在的に理解し、その政治的解決法を考察する。                       
 本講義のねらいは3つある。一つはナショナリズムについての基礎知識を身につけること。二つ目はナショナリズム勃興の背景となる現代社会の特徴を把握すること。三つ目はその解決方法を政治学的に考えること。その過程で、受講生自身が「いかに生きるのか」という問いを深めることを期待する。

到達目標

本講義を履修することによって以下のような能力を習得する。①ナショナリズムについて、その特徴と歴史的経緯を的確に説明することができる。②現代社会の特徴を的確に捉え、課題解決のための能力を身につけることができる。③身近な現象が学問の対象となることを実感できる。④自己の問いと出会い、その問いと向き合う方法を身につけることができる。

キーワード

不安、ナショナリズム、愛国、スピリチュアル、ヒップホップ、セカイ系、エヴァンゲリオン、無差別殺傷事件

学生が身につける力

国際的教養力 コミュニケーション力 専門力 課題設定力 実践力または解決力
- -

授業の進め方

すべて講義形式で行う。レジュメを配布し、適宜、映像や音楽などを素材として使用する。予習よりも授業後の復習を重視する。自己の問題関心との出会いこそが学問の入り口である。講義の中で関心をもったこと、気になったことがあれば、授業終了後に関係する書籍・映画・音楽などに直接当たり、考察を深めてほしい。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 授業ガイダンス、イントロ 現代社会の問題を把握する
第2回 ナショナリズム論 ナショナリズム論の基礎を身につける
第3回 現代日本の不安型ナショナリズム-小林よしのり『戦争論』はなぜベストセラーとなったのか 90年代の社会的変化とナショナリズム興隆の関係を理解する
第4回 大きな物語、小さな自分-映画「新しい神様」と雨宮処凛の90年代 現代社会の不安とナショナリズムの関係を説明できるようになる
第5回 スピリチュアルブームとナショナリズム-窪塚洋介論 ヒップホップやスピリチュアルブームがナショナリズムと連動する現象を理解する
第6回 エヴァンゲリオンとセカイ系-人類補完計画という夢 セカイ系アニメが描く世界観の特徴を把握する
第7回 不安型ナショナリズムのゆくえ 今後の課題について、政治学的なアプローチを身につける

教科書

特にない。講義の中で適宜、資料を配布する。映像・音楽なども授業の中で鑑賞する。

参考書、講義資料等

特にない。

成績評価の基準及び方法

第5回目終了時に提出する中間レポートと、学期末に提出する最終レポートによって評価する。

関連する科目

  • LAH.S203 : 政治学B
  • LAH.S304 : 政治学C

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

事前に身につけているべき知識はない

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